保育士さんが実際に行なっていて効果が高いと人気の「寝かしつけワザ動画シリーズ」第2弾の登場です!今回は身近にあるグッズをじょうずに活用したワザを現役保育士の井上りな先生に教えてもらいました。今日から早速トライしてみて!
赤ちゃんの脳や体は未発達なため、じょうずにまだ眠ることができません。グッズをじょうずに活用するとスムーズに寝かしつけられることも。そこでママが簡単に試せるワザを3人のお子さんのママでもある保育士の井上りな先生に紹介してもらいました。いくつか試してみて、わが子にあうワザを見つけてくださいね。
0〜5カ月:心地良い揺れと安心感がポイント!
布団ごと抱っこ
寝たと思って布団に下ろしたら泣く、背中にスイッチがついているかのような赤ちゃんが多いころです。これは寝ている場所が変わることが伝わり、不安になるから。ベビー布団でくるんでユラユラし、寝たら布団ごと、そっと置くだけ。包まれている安心感と、心地良い揺れで寝つきも良くなります。
ベビーカーでご近所トリップ
ベビーカーの揺れは赤ちゃんにとってとても心地よいもの。なかなか寝ないときは思い切って、家の周りをぐるりと一周してみるのも手。ママも気分転換になりますよ。外に出るのが大変な場合は、玄関先でベビーカーを前後にゆらゆら動かしてあげるだけでもOK。
6〜9カ月:赤ちゃんのお気に入りを活用すると◎
大好きグッズをニギニギ
好きな物がハッキリしてくるころ。大好きな物を持っていると安心して眠れることも。普段から愛着を持っているタオルやママの服などを握らせるとスヤスヤ……。寝たらそっと外すのを忘れずに!
10カ月〜1歳6カ月:○○したい!という気持ちを満たしてあげて
おんぶひもでおんぶしながら家事!
自動車の中など適度な揺れを感じると落ち着いて寝やすいよう。まだ、この時期はママに甘えたいころでもあります。おんぶひもでおんぶしながらユラユラすればママの温もりも感じられ、心地よい眠りに。ママはおんぶしながら、洗濯物を畳んだり家事ができて一石二鳥!
ぬいぐるみと一緒におやすみなさーい
自我が芽生えてきて、まだ寝たくない!とイヤイヤすることも。そんなときはぬいぐるみを選ばせて「じゃあ、今日はくまちゃんとおやすみしよう」と一緒にお布団に。自ら選ぶという行為が気持ちを落ち着かせ、お布団へ向かうように。ぬいぐるみは眠りについたら布団の側から外すのを忘れずに。
ストーリーのある絵本の読み聞かせ
このころは、まだお話の流れはわからないですが、静かに読めるストーリーのある絵本はママの声がやさしく届くので心地よく感じられ寝やすく。毎日、同じ本を読み続けることで、絵本を見せればねんねの時間だと認識するように。
ワザを試す前にまず確認を!
まずは赤ちゃんが安心して快適に眠れるように、環境や生活リズムを整えることが大事です。ワザを試す前に、次の項目ができているかチェックしてみて。
□部屋は電気を消して暗くしている
□快適な温度や湿度だ(湿度は50〜60%、室温は26〜28度が目安)
□静かで落ち着ける環境だ
□おなかが満たされている
□おむつが汚れていない
□毎朝決まった時間(遅くとも8時ごろ)に起こしている
□日中適度に運動している
いろいろなワザにチャレンジしても、寝ないことも多いもの。ママがイライラしたり焦ると、赤ちゃんにその気持ちがうつってしまい、余計寝なくなってしまいます。どれか効果があったらいいな、くらいの気持ちで試して見て。わが子に合うようにアレンジを加えても良さそうですね!
※寝かしつけ中は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
※窒息の恐れがあるので、赤ちゃんの枕元や赤ちゃんの顔の近くにぬいぐるみなど置かないようにしましょう。
※うつ伏せで寝ていたら、仰向けに戻してあげましょう。