路上販売の果物は怪しい?大事なのは「安い理由を説明できるか」

結論からお伝えすると、路上販売などで見かける安い果物がすべて怪しいわけではありません。
路上のリヤカーやトラックの移動販売にも、正規に仕入れて長く商売を続けているお店はたくさんあります。
果物が安くなる理由は、わりとはっきりしています。
形や大きさが規格から外れたもの、皮に傷があるもの、豊作で入荷が多い時季のもの、完熟が進んで早く売り切りたいもの、産地直送のもの。
こうした安さなら、売り手に尋ねればたいてい説明が返ってきます。
逆に、値段の理由を聞いても話がはっきりしない売り場では、その場で買わずに一度離れるのがおすすめです。
農林水産省の資料でも、ももやぶどう、りんごといった果物の盗難が各地で起きていることが紹介されています。
売り手を疑いながら買い物をしましょうという話ではなく、ふだんの確認を1つ増やすだけの話です。
名称と原産地の表示を見る

国の食品表示のルールでは、袋に入っていないばら売りの果物にも、名称と原産地の表示が求められています。
値札や立て札に「山梨県産」のように書かれていたり、輸入品なら原産国名が入ります。
産地の表示がどこにも見当たらず、尋ねても産地名が出てこない売り場は、見送って構いません。
高級品種が山積みなのに品種名も産地も書かれていない売り場は、ふだんの青果ではあまり見かけません。
売り手に3つだけ聞いてみる

声をかけづらいかもしれませんが、聞くことは次の3つで十分です。
1.「どこの産地ですか」
2.「品種は何ですか」
3.「どうしてこの値段なんですか」
正規に仕入れているお店なら、産地名も品種名もすぐに出てきますし、安い理由も具体的に話してくれます。
反対に、産地があいまいなまま話題を変えられたり、「今日だけ」と急かされたりするときは、買わずに離れてください。
道路に店を出して売るには道路使用許可が必要です。
許可を取っているお店は場所や曜日が決まっていて、看板に店名や連絡先を出していることも多いです。
よく買う果物の相場を覚えておこう

いちばん役に立つのは、ふだんの値段を知っていることです。
よく買う果物を2〜3種類だけ決めて、いつものスーパーや八百屋での値段を覚えておいてください。
旬の時季や入荷量で値段は上下しますが、その幅が頭に入っていると、妥当な安さなのか、理由を聞いた方がよいのかを自分で判断できます。
路上販売などの怪しいまでに安い果物は、出どころを一言聞いてから
果物が安いこと自体は、少しも悪いことではありません。
規格外や傷もの、豊作など、安さには説明のつく理由がたくさんあります。
大事なのは、その理由を売り手が話せるかどうか。
名称と原産地の表示を見て、産地と品種、値段の理由を聞いてみる。
これだけで、気持ちよく買える売り場かどうかはだいたい見えてきます。
果物の多くは、一年かけて育てられたものです。
育てた人のところへきちんとお金が届く買い方を選んでいきたいですね。
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