娘のお祝い金100万円が消えた!?
ある日、夫がひとりで実家に立ち寄ったときのこと。義父から「そういえば、A美の入学祝いの100万円、ちゃんと管理しておくんだぞ」と言われたそうです。
夫が「なんのこと?」と驚くと、義父は100万円を義母に預け、私たち夫婦へ渡すよう頼んでいたと説明。
「母さんが○○さん(私)に渡しているはずだけど、聞いてないのか?」
帰宅した夫はすぐにA美名義の通帳を確認しました。しかし、口座には以前から夫婦で貯めていたお金しかなく、100万円が入金された形跡はありませんでした。
そして、突然私に詰め寄ってきたのです。
「母さんからA美の入学祝いで100万円もらったんだろ? 口座に入ってないけど、どうしたんだ?」
私は驚き、「え? 100万円どころか、1円ももらってないけど……」と答えました。しかし、夫は「じゃあ、その金はどこに消えたんだよ!」と怒鳴り、私の話を聞こうとしませんでした。
私を疑い続ける夫
夫はその場で義母に電話をかけ、100万円について確認しました。
すると義母は、「ええ? ちゃんと渡したはずだけど……。もしかして、○○さん(私)が何かに使っちゃったんじゃないの?」と言い出したのです。
さらに、「100万円もの大金をきちんと管理できないなんて、困ったわね」とまで言ったそうです。その言葉を聞いた夫は、ますます私を疑うようになりました。
「母さんが渡したって言ってるんだぞ! 正直に話せよ!」
私は何度も否定しましたが、夫は聞く耳を持ちません。それどころか、「娘のためのお金に手をつけるなんて信じられない」とまで言われてしまいました。
何もしていないのに責められることが悔しく、何より夫に信じてもらえないことが悲しくて仕方ありませんでした。
その後も夫の態度は冷たく、家の中には重苦しい空気が流れるように。とうとう我慢できなくなった私は、「そこまで私を信用できないなら、もう一緒には暮らせない。離婚も考えてるから」と伝えました。
さすがに夫も驚いた様子でしたが、私を疑う姿勢は変わりませんでした。
義父が見つけたものとは…
そんなある日、義父から夫に突然電話がかかってきました。
「この前の100万円の件なんだが……。本当にすまなかった」
夫が詳しく話を聞くと、思いがけない事実が明らかになったのです。
義父が自宅で探し物をしていた際、義母のクローゼットから見覚えのないブランドバッグやアクセサリーがいくつも出てきたそうです。いつの間にこんな高価なものを買ったのかと不審に思った義父が、お金の出どころを尋ねると、義母はしどろもどろになったといいます。
さらに問い詰めると、とうとうA美の入学祝いとして預かっていた100万円を、自分の買い物に使ってしまったことを認めたのです。
つまり、義母は最初から私に100万円を渡してなどいませんでした。
義母は「ちょっと借りただけよ。あとで返すつもりだったのに」と言い訳を繰り返し、義父は激怒したそうです。
義両親からの謝罪。そして夫婦の決断
真相を知った夫は言葉を失い、電話を切ると私に深く頭を下げました。
「本当にごめん。母さんの言うことばかり信じて、お前の話を全然聞いてなかった」
しかし、私はすぐには許せませんでした。
「あなたが私を信じてくれなかったことが一番つらかった。何度も説明したのに、泥棒みたいに扱ったよね」
夫は何も言い返せず、うつむいていました。
後日、義両親がそろって謝罪に訪れました。義父は「私が妻に任せきりにしていたせいで、嫌な思いをさせてしまった」と頭を下げ、義母もお金を使い込んだことや、その責任を私に押しつけようとしたことを認め、謝罪しました。
ただ、義母から謝られても、夫に責められたときの悲しさは簡単には消えませんでした。
その後も夫は何度も謝り、自分の言動を反省している様子でした。私たちは時間をかけて話し合い、もう一度夫婦としてやり直すことにしました。
あのときの悲しさを忘れたわけではありません。それでも、今度こそ私の言葉を信じてくれる夫であってほしいと思いながら、少しずつ関係を修復しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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