僕を見下してくる義姉
僕は中学卒業後、事情があって進学はせず、すぐに働き始めました。今は会社員として働き、妻と穏やかに暮らしています。妻は学歴など気にせず、いつも僕を支えてくれました。
一方、A美は学歴や見た目を重視するタイプ。僕のことが気に入らないらしく、妻がいないときを狙って嫌みを言ってきます。
「妹も、もっと釣り合う人と結婚すればよかったのに」「中卒なうえに、顔もブサイクだなんて」と、心ない言葉をかけられることも。しかし、妻とA美は仲のよい姉妹だったため、僕が話せば妻を悲しませると思い、ずっと黙っていました。
そんななか、A美が結婚することに。A美の婚約者とは何度か顔を合わせていて、僕にも気さくに接してくれる人でした。結婚式には妻と一緒に親族として招待され、心からお祝いしようと思っていたのですが……。
親族写真から外されて…
挙式が終わり、親族での記念撮影を控えたころ。妻がほかの親戚と話している隙に、A美が僕のそばへやって来て、「アンタは写真に入らないで」と耳打ちしました。
突然の言葉に驚いていると、A美は「うちの親族ってみんな華やかでしょ? 中卒で見た目も冴えないあなたが写ったら台無しじゃない。撮影の間は控え室にいてくれる?」と続けたのです。
「でも、僕も親族ですし……」と答えると、A美は「私の結婚式なんだから、私の好きなようにして文句ある? アンタは私の指示に従えばいいの」と冷たく言い放ちました。
せっかくの晴れの日に口論をしたくなかった僕は、悔しさをこらえて写真撮影の場には向かわず、ひとまず控え室で待機することにしました。
義姉の嘘が明らかに
そのころ、撮影場所では妻が「夫はどこ?」と、僕の姿を探していたそうです。式場スタッフに「夫がまだ来ていないのですが」と尋ねると、「新婦さまから、ご主人はご本人の希望で撮影を辞退すると伺っています」と言われたのだそう。
「そんなはずありません」と伝えた妻は、すぐに僕へ連絡してきました。電話口で事情を説明すると、妻は控え室まで迎えに来てくれて、「何それ!? あなたも家族なんだよ。勝手に外されるなんておかしい!」と激怒。
妻はスタッフに事情を説明し、僕を連れて撮影場所へ戻りました。A美は明らかに不満そうでしたが、無事に全員で写真を撮ることができました。
新郎が下した決断
披露宴が終わったあと、妻はA美を呼び止め、「どうして夫を親族写真から外そうとしたの?」と問い詰めました。近くにいた新郎も思わず「どうしたんですか?」と足を止めます。
A美は「本人が遠慮したんでしょ?」とごまかしましたが、僕が事実を説明すると、「だって、一生残る写真なんだし、中卒で見た目もパッとしない人が写ってたら恥ずかしいじゃない?」と開き直ったのです。
妻が「夫をそんなふうに見てたの!?」と怒ると、新郎も「式場の人に嘘をついてまで、そんな嫌がらせをするなんて、何を考えてるんだよ!」と激怒。
以前からA美の横柄な態度を気にしていた新郎は、今回のことでA美を信頼できなくなったそうです。
後日、婚姻届をまだ提出していなかった2人は、話し合いの末に結婚を取りやめたと聞きました。妻もA美に「しばらく会いたくない」と告げ、距離を置くことに。
妻とA美の仲が悪くなったことには複雑な思いがあり、もっと早く妻に打ち明けるべきだったと反省しています。これからは何かあったらひとりで抱え込まず、妻ときちんと話し合っていこうと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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