口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。
くぴこが生後11カ月のとき、3回目の術前検査を乗り越え、とうとう入院することになりました。
口唇口蓋裂の手術前日、夫がお見舞いに来ました。
手術が決まったころから、夫もずっと落ち着かない様子で、明日からの手術に合わせてサポートすべく、仕事を長期休んで備えてくれるとのこと。
夫なりに、くぴこのお口について、いろんな思いがあるようで…
口唇口蓋裂で産まれてきた娘。
初めての育児。
お互いがくぴこのことを思ってする言動が空回りしてしまったり、気持ちがわかり合えないままぶつかることも多かったこの1年。
それでも、くぴこは私たちにとってかけがえのない存在だということを確認して、「2人でくぴこを支えていこう!」と何度も気持ちを奮い立たせ、ようやくここまできました。
娘が口唇口蓋裂ということで、悲しいことも複雑な思いも、たくさんありました。
私たち夫婦にとっては、術前のお顔も術後のお顔もどちらも愛おしく、くぴこ自身がかけがえのない存在であることに変わりありません。
なのでもうこの口元の姿は見られないと思うと、やっぱりどこか寂しい気持ちになりました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。