口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。くぴこが生後11カ月のとき、3回目の術前検査を乗り越え、とうとう入院することになりました。
入院初日の夜、看護師さんからこんなことを言われました。
口唇口蓋裂の手術前日は決められた時間までしかミルクが飲めず、その後、手術ギリギリまで口にできるのは経口補水液のみ。
術後、指示が出てから水分を与えることができますが、最初はこの経口補水液を口に含むのだそう。
そのため、経口補水液に慣れておくように言われました。
離乳食は進めているから、ミルク以外の味を知らないわけじゃないし、心配ないだろう、そう思っていましたが……
完全拒否!
ほかにも……
入院してから2日間、考えつく限りの方法で挑んでみましたが、見事にすべて拒否されてしまいました。
ミルクが最後飲めるまであと数時間……。
術後のためにも飲めるようにならなきゃいけないのに、まったく飲ませることができず、気持ちはかなり焦っていました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。