口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。くぴこが生後11カ月のとき、3回目の術前検査を乗り越え、とうとう入院することになりました。
入院して2日目、とうとう明日は口唇口蓋裂の手術。
術後のために慣れるように指示されていた経口補水液を一回も飲んでもらえないまま、とうとう最後のミルクの時間が迫ってきました。
タイムリミットは午前0時まで。
これを過ぎたら、あとは経口補水液しか飲めません。
手術は朝1番の時間。
もしこのミルクを飲み損ねた場合、考えうるのが
空腹にギャン泣きして機嫌を損ね、それがキッカケで熱を出して体調を悪くしてしまうかもしれない……!
目を覚ましたとはいえ、まだまどろんでいる状態の娘をここで覚醒させてしまったら、起きっぱなしになって体調が悪くなるかもしれない……!
言いようのないプレッシャーが私の肩にずしりとのしかかります。
「とにかくミルクを飲んで満腹にさせよう…!!!」
と集中しました。
しかし
夜23時半のミルクタイムは、娘もほとんど寝ぼけて飲んでいたので仕方ありませんが、思い虚しくほとんど残った状態でタイムリミットを迎えてしまい、手術前日最後のミルクは終了。
最悪の予想がよぎり、このまま手術まで持つのか不安な思いで夜を過ごすことになりました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。