口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。
くぴこが生後11カ月のとき、3回目の術前検査を乗り越え、ついに入院!
手術当日を迎えました。
入院から2日後、体調不良になってしまわないかとヒヤヒヤしながら過ごしていましたが、なんとか乗り越えいよいよ迎えた手術当日となりました。
とうとう手術の時間になりました。
昨夜、病院から渡されていた手術着に着替えさせて、看護師さんの案内のもと、手術室へと向かいます。
私や周りの張り詰めた緊張が伝わったのか、手術室へ向かうエレベーターの中で、私の服をぎゅっと掴んだくぴこ……。
今から自分に何かが起こりそうな不安を感じ取っているのか、顔をこわばらせていました。
私が同行できるのは手術室の扉の前まで。
そのとき……
口唇口蓋裂の娘は、おしゃべりをよくしましたが、口唇裂が深いので言葉をはっきりと発することができませんでした。
ですが、今回初めて、今までのどの言葉よりもハッキリと「ママ」と呼ばれ、その切ない声に胸が張り裂けそうになりました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。