助産師がすすめる、産後1カ月までのママの食事と過ごし方はコレ!

2020/04/05 20:55
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助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、産後1カ月までのママの食事と過ごし方についてお話しています。産後1カ月はどんな時期なのか、パパや周りの人にも知ってほしいことをわかりやすく解説!
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産後の悩み

産後1カ月のママと赤ちゃんのイメージ

 

出産によって、女性は心身共に大きな変化やダメージを受けます。産後1カ月の過ごし方によって、その後に大きく影響してくることがあります。
 

今回は、助産師がすすめる産後1カ月までの過ごし方や気を付けることをお話ししていきます。産後のママだけでなく、サポートするパパや祖父母たちにも知っていただきたい内容です。

 

産後1カ月はどんな時期?

出産により、体に起きるダメージは大きく、会陰部の傷だけではなく分娩により赤ちゃんが生まれ、胎盤が排出された子宮内も大きな傷を受けているのと同じ状態です。また、子宮が大きくなったことで上下に圧迫・移動していた胃や腸などの臓器が元の位置に戻る回復の時期です。妊娠によって大きくなったおなかをカバーするために姿勢も変わり筋力が落ちた状態でもあります。

 

また出産により、会陰部や帝王切開の傷、後陣痛、痔、体や肩のこり、足のむくみ、寝不足による疲労、おっぱいの張り、乳頭痛など様々な痛みや苦痛がある時期です。上記による精神的負担に加えて、育児への不安や産後のホルモン変化により気分が落ち込みやすい時期です。
 

おすすめの食事は?

産後の体の回復のためにも、食事は大事になってきます。母乳分泌にための不足するカロリーをしっかりととることも大切です。しかし、赤ちゃんのお世話でゆっくり食事をとれなかったり、栄養のバランスも崩れやすく、自分の食事は後回しになってしまうことも多いかと思います。


産後の食事におすすめなのは、育児や授乳の合間でとれるフィンガーフードと呼ばれる「片手で食べれる食事」です。小さめなおにぎりやサンドイッチなどを作っておいて、授乳の合間などに食べるようにします。その他、具だくさんのお味噌汁や豚汁、スープなどはメインのおかずにすることもでき、体を温めて水分も一緒にとれます。消化の良い食べ物や温かい食べ物は疲れた胃腸を回復させてくれます。栄養価の高いナッツやドライフルーツなども手軽にとれる食事になります。


赤ちゃんとママはどのように過ごせば良い?

産後1カ月は、ママは基本的には横になって過ごすようにしましょう。意外と元気に過ごせてしまう人もいて、家事などで無理をしがちですが、この時期にしっかりと休養をとることが大切です。無理をすると体の回復が遅れて不調が続いてしまうことがあります。例えば、子宮の戻りが悪くなり悪露が長く続く、貧血が進行する、腰痛が強くなるなどがあります。赤ちゃんの授乳などのお世話、自分の食事やトイレ、シャワー浴など最低限のものにしましょう。
 

里帰りをしたり、親に家に手伝いに来てもらったり、夫の育児休暇などが理想ですが、難しい場合はヘルパーさんや宅配の食事なども検討されてもよいかと思います。混合栄養の場合はミルクの補足、おむつ交換、泣いたときの抱っこ、沐浴などは手伝ってもらってもよいかと思います。眼精疲労は寝つきが悪くなりやすいので、長時間テレビやスマホの画面を見たりするのは避けましょう。


産後1カ月は巣篭もりの時期といわれていて、体の苦痛や母になる不安の中で、周りの人に甘えてお世話をしてもらって、労わってもらうことがママにとって大切といわれています。周りの方は、「頑張ってるね」「赤ちゃんも元気に育ってるね」とポジティブな労いの声かけをしてあげてください。

 


周りの家族に大切にサポートされて、産後1カ月をできるだけ安静に過ごすことによって、体の回復だけでなく、その後の育児へ前向きに取り組めるようになったり、心の安定につながったりするとも言われています。無理せずに、どうぞご自愛くださいね。
 

<引用・参考文献>
メディカ出版 ベルナデット・ド・ガスケ著「赤ちゃんと一緒に!ペリネのエクササイズ」

 

監修者・著者

助産師 榎本美紀

国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー


2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。



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