生理に関して悩みを抱えたことのなかった私。しかし、初恋をきっかけに始めたダイエットで無月経にまで至ってしまいました。その当時の異常なメンタル状態など、どのような経緯で体調を壊すことになってしまったのかについてお話しします。
初恋がきっかけでダイエット
すべての始まりは高校2年生のころの文化祭でした。漫画のような話でお恥ずかしいのですが、文化祭のバンド演奏でボーカルを担当していた、1つ上のサッカー部の先輩に恋をしました。その当時、彼とはまったく面識がありませんでしたが、なんとか共通の友人を通して私の存在を知ってもらうことに成功!
次に私がとった行動は、細身だったサッカー部の先輩と自信を持って付き合うためのダイエットでした。これが悪夢の始まりだとは知らずに……。
狂い始めた体調
私は恋のエネルギーで、勢いよくダイエットを開始しました。毎日1時間のランニングと1時間の筋力トレーニングという合計2時間の運動に加え、食事は毎食サラダと豆腐のみ。厳しい運動と食事制限で順調に体重は落ち続け、気がつけば10kgもの減量に成功したのです。
しかし、もともと太っていたわけではなかったので、ダイエット後の体重は、今思えば痩せすぎでした。脂肪が減りすぎたことで、座るだけで骨が当たり、つらかったのを覚えています。
そんな状態を半年間も続けたころ、ついに生理が狂い始めました。徐々に経血の量が減っていき、気づけば無月経になっていたのです。
自覚と回復
生理が完全に止まってしまったのに、当時の私は「ラクになった」という感覚しかありませんでした。私はダイエットに夢中になるあまり、自分の体に起きている異常事態に気づけないほど、おかしくなっていたのです。
そんなある日、母親に何気なく生理が止まったという話をしたところ、すぐに病院へ行くことに! このとき初めて事の重大さに気がついたのです。
病院での診察後、私はダイエットを中断し、一刻も早く健康な体に戻そうと努力しました。はじめは病院で処方された薬を使って生理を誘発しながら、体重も徐々に戻していき、なんとか自力で生理がくるまでに回復したのはなんと5カ月後でした。
恋愛がきっかけでダイエットを始め、気がつけば生理が止まるまでのめり込んでいた私。今振り返ると、どう考えても異常な状態だったにもかかわらず、体の危険信号に気がつくことができていませんでした。もう二度と、同じ過ちは繰り返したくありません。この経験を無駄にせず、これからはきちんと自分の体の声に耳を傾けて生活していきたいです。
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監修/助産師REIKO
著者:かはた しゅうか