はじめに、ママ友と絶対仲良くならなくてはいけないわけではありません。ママ友は必要ないと割り切れる人であれば、ママ友の顔色をうかがいながら、面倒だなぁと思いつつ付き合う必要もありません。
しかしそうはいっても、保育園や幼稚園に子どもを通わせたら自然に出てきてしまう付き合いというのもあったり、ママ友とうまくいかなかったがために、自分だけならまだしも、子どもがいじめられてしまうようなことがあっては困ります。そんな不安を抱えるママたちに、初対面のママ友に対してできれば避けたいことをお伝えします。
聞かれたこと以外の自分の話はしない
よほどの話上手でないかぎり、聞き上手のほうが好かれると言われています。興味のない話をずっとする人より、興味深げに自分の話を聞いてくれたり、親身に話を聞いてくれたり、自分の話を楽しそうに聞いてくれた人に対してのほうが好感を持つのではないでしょうか。これは、聞いてもらえると、自分を受け入れてもらえたと感じて、承認欲求を満たせることが大きく関わっています。
そのため初対面のママには、基本は聞き手にまわることを意識すると良いでしょう。質問されたら、質問された内容に対してだけ答えるようにすることもポイントです。自分を知ってもらおうと、相手が知りたいと思っていないことも自らすすんで言うのは控えたほうが良いでしょう。
多くの場合、自分を知ってもらおうとすると、自分や家族の良いところを伝えるか、夫の悪口など、話題として引きがありそうなことを選択してしまいがちです。下手をすると、「この人、自慢ばかりしている」、または「なんだか悪口ばかり言っている」と思われてしまいかねません。
黙りすぎはNG。話すことがなければ質問を!
聞き上手とは、ただ聞いているだけの人のことではありません。話を盛り上げられる人でもあります。話を盛り上げるというのは、決しておもしろい話をするということではなく、相手が話やすい雰囲気をつくってあげること。そのために有効なのは、“質問”です。
しかしながら、初対面ですから、個人的なことを深掘りするような質問はNGです。外堀から埋める感じで質問していきましょう。
無関心や無表情は避ける
この人の話つまらないな、ちょっと苦手かも、と思うこともあるでしょう。その場合でも、無関心や無表情はできれば避けましょう。無表情だとなんだか何を考えているのかわからず、怖い印象を与えてしまいます。また、明らかに無関心だと思われる態度は良い印象を与えません。
そうはいっても、どうしてもそうなってしまうこともあるかと思います。その場合は、同じ話題で他の人に質問をしてみるか、早々にその場を切り上げることを考えるほうが良いかもしれません。
初対面ではお互いに、どんな人かこれからどんな付き合いになるかはまったくわからない状態です。その点はお互いさまなので、あまり肩に力を入れずにスタートしてみてください。
著者:カトウヒロコ/女性・心理カウンセラー。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー、ライターとして活動中。
作画:はたこ