夫に対してイライラしてしまうことがありますよね。スマホを見るのをやめずきちんと身を入れて話を聞いてくれない、気持ちを聞いているのに話してくれない、家計が厳しいのに趣味にお金を費やす……。一緒に生活していると「なんで?」と思うことがたくさんある方も多いのではないでしょうか。
これは、男性と女性では多くの場合、根本的に考え方が異なることが多いためです。
【違い1】男は夢見がち・女は現実的
男性は結論を求め理論的に話をすることを好むというのはよく聞く話です。そして、それはひとつの事実です。それを聞くと男性はとかく現実的であると思われがちですが、しかし一方で、生活にそれほどゆとりがあるわけではないのに、フィギュアを集めたり時計にこだわったりと、女性にはちょっと理解し難い男性独自のロマンやこだわりを耳にすることも多いのではないでしょうか。
女性が少女マンガや韓国ドラマに胸をときめかせる一方、生活のことになるとしっかり財布の紐を締めるのとは対照的です。日々節約をこなしている妻からすれば、「もっと家庭について考えてよ」とも言いたくなりますが、実は、男性は根本的には夢見がちであり、女性は非常に現実的であることが多いのが実状です。
【違い2】男は気持ちを伝えるのが不得意・女は得意
女性は自分の気持ちをわかってもらいたいと思うと同時に、男性の気持ちについても理解を示そうとすることが多くあります。しかし、男性に「どう思っているの?」と聞いても一言二言で返されて、どう思っているのかよくわからない場合も多いのではないでしょうか。一生懸命、理解しようとしているのに生返事で腹が立った、という経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
実は男性は、非常に自分の気持ちを伝えるのが苦手な方が多いのです。女性のように、「このときこう思って、だからこうしてほしいの」と伝える機会や、伝えたいと思う機会が少ないからかもしれません。一方、女性は共感が男性より得意といわれています。それは、自分について友人に話したり、逆に友人について聞いたりすることが好きで、そのためそういった機会も多いことにも起因しているでしょう。
【違い3】男は自分の世界が必要・女は共感の場所が必要
夫が帰宅してスマホばかり見てちっとも家族の話に入ってこない、ということもよくあるのではないでしょうか。女性がお互いについて共有し、共感し合いたいと思う方が多い傾向にある一方で、男性は、自分の世界に浸る時間をとても大切にする方が多い傾向があります。
自分のことばかりで家族のことを考えてくれない! と思ってしまうかもしれません。妻からすれば非常に勝手なように思えますが、逆にいえば、それだけ心を許しているということかもしれません。
このように、男女では生活していく上で大切にするポイントが違うことが多くあります。いくら言っても聞いてくれない! わかってくれない! と思ったときは、そもそも生物として違う生き物で、根本的に異なっていると理解すれば、余裕を持って接することができるのではないでしょうか。