意外な飲み物にも入っている!?絶対NG?妊娠中・授乳中のカフェイン摂取

助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、妊娠中・授乳中のカフェインをどのくらいとっても大丈夫かについてお話ししています。カフェインが含まれる飲み物やカフェインが妊娠中・授乳中に与える影響などを詳しく解説!

この記事の監修者

助産師榎本美紀
国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

妊娠中や授乳中にカフェイン摂取のイメージ

 

妊娠中や授乳中にカフェインを控えている方も多いかと思います。ノンカフェインの商品も増えていますが、コーヒーやお茶など好きな方は完全に避けるのはつらいものです。今回は、妊娠中・授乳中のカフェイン量についてのお話です。

 

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カフェインが含まれる飲み物

カフェインには、適量摂取することにより頭が冴え眠気を覚ます効果があります。一方、過剰に摂取した場合は、不眠症や下痢、興奮などの症状が出ることがあります。

カフェインはコーヒー豆、茶葉、カカオ豆などに天然に含まれている食品成分の1つです。
 

カフェインが含まれる飲み物として、1番に思い出されるのは、コーヒーかと思います。そのほかにも、紅茶、緑茶、高カカオのココアがあり、清涼飲料水のエナジードリンクはコーヒーやお茶類などよりも、さらに多くのカフェインが含まれていることもあります。含まれている量としては、こちらを参考にしてみてください。

 

 

※出典:食品安全委員会「食品中のカフェイン」

 

カフェインが妊娠中・授乳中に与える影響

妊娠中のカフェイン摂取

妊娠中は、母親の血液からのカフェインの代謝が著しく遅くなるため、カフェインの過剰摂取は胎児の成長が遅くなったり、低体重で生まれたり、流産や早産などになったりする可能性があります。1日のカフェイン摂取量が多い(1日300mg以上)妊婦に対しては、注意が必要です。

 

授乳中のカフェイン摂取

カフェインは成人の半減期(効果が半分になるまでの時間)と比べて新生児の半減期は約20倍長く、母乳中の移行量が多いとまれに易刺激性や不眠の症状がみられることあります。新生児に授乳する時期はカフェインの取り過ぎに注意が必要です。特に生後3週未満の児や早産児ではカフェインの代謝が遅いため、より少なめが望ましいとされています。

 

どのくらいのカフェイン量をとっても大丈夫?

カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの1日摂取許容量は設定されていません。
 

海外の文献などを参考にまとめると、以下の量以下にすることをおすすめします。

妊婦  200mg/日(目安はコーヒー1〜2杯)
授乳中 300mg/日(目安はコーヒー2〜3杯)

妊娠初期や新生児の授乳の時期は、影響を受けやすいのでさらに控えめにすることをおすすめします。

 


毎日の習慣として楽しまれているコーヒーやお茶は、嗜好品や気分転換だけでなく、便秘予防など体調管理にも取り入れている方もいるかと思います。カフェインは、コーヒーだけでなく、お茶や清涼飲料水にも含まれています。一緒にカフェインレスのものを上手に取り入れながら、カフェイン摂取量が適度に抑えられるように楽しめると良いですね。

 

<参考>
日本ラクテーションコンサルタント協会 
第39回母乳育児支援学習会in東京 斎藤朋子 
「母乳と薬剤〜「とりあえず母乳はやめましょう」と言わない支援者になろう〜」

 

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