子どもの歯磨きって大変ですよね。わが家でもおとなしくしてくれない子どもと追いかけっこしながら、なんとか歯を磨く毎日です。
そんな子どもたちに読んであげたい、歯のことがたくさん描かれた楽しい絵本『はははのはなし』をご紹介します!
歯って、どうしてあるの?
「歯」というと真っ先に思いつくのが「虫歯」です。この絵本でも最初に虫歯の子が出てくるので、虫歯になる仕組みが描かれるのかと思いきや「そんなにいたいんならいっそ『は』なんかなければいいとおもいませんか?」とお話が進みます。ここがこの絵本のおもしろいところ!
まず最初に「どうして歯があるのか?」というところから、見ているだけでも楽しくなる絵とともに、子どもたちに歯について教えてくれるんです。
おいしそうなごはんと元気な子どもたち
どうして歯があるのか?それは「ごちそう」をよく噛んで食べて、体の「えいよう」にするためです。そこで描かれるおいしそうなごちそうや、元気はつらつとした子どもの笑顔は、まだ体の仕組みが理解できない小さい子どもの目にもなんだか楽しそうにうつるはずです。
もちろん虫歯になって歯がとける様子や、病気のような顔になった人も出てきます。ごちそうや元気な子どもの笑顔との落差に、わが子もびっくりするはずです!
『はははのはなし』が長く愛される魅力
実は『はははのはなし』は私が小さいころ大好きだった絵本です。20数年の時を経てぼろぼろになった絵本を今、私の子どもが楽しんでいます。
また、本屋でもおすすめの絵本として置いてあるのを見かけます。この絵本は単純に虫歯の怖さだけを描くのではなく、元気な体を作るためには丈夫な歯が必要なんだ、歯を大切にしよう!という前向きで明るいお話となっているところが、長く愛される魅力なのではないかと思います。
ぜひ読んでみてください!
まだお話が分からない小さな子どもでも、歯やおいしそうなごはん、元気な子どもの笑顔などの絵を見ればきっと楽しめる絵本です。これをきっかけに歯を磨くことに興味を持ってくれたら、親としてはうれしい限りですね。
(TEXT:マミタス)