新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休校・休園になり、子どもたちの生活にメリハリがなくなってしまったことが気になっていた私たち夫婦。子どもたちもクラスの友だちに会えなくてつまらないというので、「オンライン朝の会」を始めることにしたのです!
休校・休園による子どものストレス
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、休校・休園となった7歳の長男と5歳の次男。長男は学校から貸与されたタブレット端末で勉強でき、次男も元々うちで過ごすことが好きなタイプなので、それほど困ることはありませんでした。朝も「早くしなさい!」がなくなり、親子共々、朝のストレスが減ったようにも感じていました。
しかし休校が長引くにつれ、子どもの生活にメリハリがないことが気になるようになった私。また、子どもたちは「クラスのみんなはどうしているんだろう」「みんなに会いたい」「おしゃべりしたい」と言うようになりました。
仲の良い家庭とオンライン朝の会を開始!
早速、連絡先を知っている3家庭に声をかけて、平日の朝8:30~9:00までオンラインで朝の会を始めてみました。夫婦で元教員だったので、朝の会や学活のイメージはできていています。みんなの健康観察、昨日のできごと、今日したいことの発表といったことを親子で参加してもらいました。
写真のように「生活」「運動」「勉強」という3つのカテゴリと、その難易度でビンゴを作って取り組んだり、何かお題を決めて話したりしました。
効果と見えてきた課題
オンライン朝の会をしてみてよかったのは、朝の時間にメリハリができたこと。8:30にパソコンの前に座れるように身支度を整え、朝ごはんをとるという習慣がつきました。画面越しではあるけれど、他愛もない話をしたり変な顔をして友達を笑わせたりすることができて、子どもたちも楽しそう。また、よその家庭がどのような過ごし方をしているのかを聞くことで、刺激を受けているようです。
課題としては30分間も集中力が続かないということと、ストレスの緩和が目的なので、あまりガチガチに「今日の目標」をしなくてもいいかもしれないということです。そしてできればクラスの子たち全員とつながりたいということでした。
学校主導でのオンライン朝の会は可能か
息子の通う学校では1人1台タブレット端末が貸与され、課題のやり取りや先生からの動画配信もおこなわれています。しようと思えばオンライン朝の会もできるのではと思い、先日担任の先生に相談しましたが、「プライバシーの問題や通信料など、越えなくてはいけない壁がいろいろとあるので難しいと思います」と言われてしまいました。ただ、一保護者としてこのような意見があったことを校長先生に伝えてほしいとはお願いをしました。
オンライン朝の会でほんの少しの時間でもみんなの顔を見ることができ、安心したり自分とは違った時間の過ごし方に刺激を受けたりすることができたと思います。もうしばらく休園や休校が続きそうですが、自分たちでできることで自分も子どももなるべくストレスの少ない生活をしていきたいと思います。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように!
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著者:小林まり
3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。