妊婦健診に通っていた病院で、新型コロナウイルスに感染した患者が出てしまいました。病院のホームページを見ると外来中止の文字が……。出産間近だったため、分娩をどうするのか不安になって病院に相談しました。今回は病院に相談した結果、どのような分娩・入院生活になったのかをお伝えします。
妊婦健診で通院&出産予定の病院で感染者が!
私は、妊婦健診に通っていた総合病院で分娩も予定していました。新型コロナウイルスが少し流行り始めていましたが、産休に入っていたのでそこまで感染のリスクもないだろうと安心していました。
しかし、出産予定日の5日前。新聞を見てみると、通院している病院で患者が新型コロナウイルスに感染したという記事が……。不安に思い、病院のホームページを開いたら外来中止になっていました。「え! 出産はどうすれば良いの!?」と一瞬でパニックに陥りました。
病院へ電話で相談
幸いなことに、陣痛時に電話する産科の助産師さん直通の電話番号を事前に教えてもらっていたので、電話をかけて確認しました。電話で得られた回答は、「他の病院を紹介するか、出産間近なので分娩は当院でも引き受けます。ただし、当院は立ち会い出産と面会はできません」とのことでした。
正直、かなり悩んで家族でも話し合いました。今までお世話になった安心感のある病院を選ぶか、感染リスクが低いけれど通院したことがない病院を選ぶか……。
通院していた病院で、ひとりで出産
悩んだ末、私は今まで通っていた病院を選択しました。担当の先生も今まで本当に良くしてくださったし、新型コロナウイルスに感染した患者さんは転院し、病棟も違ったので、感染のリスクもそこまで高くないと判断しました。
その4日後に陣痛がきて、初産で立ち会い出産ができない不安もありましたが、担当医と助産師さんの手厚いサポートのおかげで無事に出産することができました。もしかしたら夫より心強かったかもしません。入院中は面会禁止で、誰にも会えませんでしたが、助産師さんたちと話したり、空いた時間にお昼寝できたり、産後をゆっくり過ごすことができました。
新型コロナウイルスは自粛生活を送っていれば自分には関係ないと思っていましたが、病院で感染者が発生したことで分娩に影響し、すぐそこまで迫っていると感じました。病院に相談して、納得して出産する場所を選ぶことができてよかったです。立ち会い出産は叶いませんでしたが、助産師さんに思いっきり頼って、良い出産にすることができました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
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