大人でも汗をだらだらかいてしまう暑い夏。ついついクーラーのリモコンに手が伸びてしまいませんか?でも、エアコンにばかり頼ると赤ちゃんの体温調節機能が発達しないと言うし……。
そんなときは肌着での対策がおすすめ。でも、なぜ肌着が必要なの?最適な種類の肌着は?赤ちゃんの夏の肌着に関するさまざまな疑問にお答えします!
肌着って夏でも必要なの?
暑い夏。代謝がよく、汗っかきの赤ちゃんは肌が繊細なので、肌トラブルが心配ですよね。でも、赤ちゃんには熱中症にならない範囲で自然の風や暑さも体験させてあげたいですよね。「暑いんだから肌着なんか着せずに、直接服を着せたら?」と思うママもいるかもしれません。
しかし、生地がしっかりした服をそのまま着せていると、生地が汗を吸ってじっとりと重たくなり、赤ちゃんが不快になっていることも。また、衣類に汗が吸収されないと、肌についた汗で、体が冷えてしまうことも。そんなときは肌着で体温調節するのがおすすめです。暑い夏といえども、赤ちゃんに肌着は必須なんです。
肌着といっても種類はいろいろ!
肌着にもいくつかの種類があります。首がすわる前は短肌着。首がすわって脇から汗をかきやすい子にはTシャツ型、あまり汗をかかない子には涼しいタンクトップ型に変えるのがおすすめです。1日に何度も着替えさせることを考えると、短肌着よりも手早く着替えられるので体が冷えなくて済みますし、ママの負担も減りますよ。
生地は汗をしっかり吸ってくれて、肌にもやさしい綿100%のものを着せてあげたいところ。乾きにくいのが難点ですが、それもメッシュ生地なら解決です。着ていて涼しいので、赤ちゃんも快適でしょう。「メッシュ生地」というと、ジャージのようなポリエステルのイメージが強い方もいるかもしれませんが、綿100%のものも、ほとんどのベビー用品店で手に入りますので探してみてくださいね。
着替えのタイミングは?用意する枚数は?
さて、快適な肌着を用意してあげたし、早速お着替え!では、そのタイミングは?それは赤ちゃんの背中や脇の下が教えてくれます。そっと背中や脇の下に手を入れてみてください。肌着が脱水後のタオルのようにしっとりしていたら替えどきです。寝ていて着替えができないときは、薄手のガーゼを肌と肌着の間に入れてあげてもいいでしょう。
次は、用意する枚数について。最低でも1日3枚着ることを想定して、6枚以上用意しておくのがおすすめ。「そんなにたくさん?」とおどろくママもいるかもしれませんが、ここは転ばぬ先の杖。赤ちゃんが小さい間は買い物もすぐに行けるとは限りません。多忙な育児の中、肌着が足りなくなって洗濯するのはかなりの負担になりますよね。多めに用意しておくと安心ですよ。
寝苦しい暑い夏は大人でもツラいものですから、小さなわが子が暑さに苦しんでいないか心配になってしまいますよね。でも、こまめに肌着を着替えて、さらさらお肌で快適になった赤ちゃんを見れば、その心配も吹き飛ぶはず!暑さとじょうずに付き合って、快適な夏を過ごしてくださいね。(TEXT:津田 玲)