わが子は眠いのになかなか眠ることができず、抱っこしていてもぐずって泣いているようなことが多くありました。また、やっと寝ても熟睡できず、小さな物音でも反応してすぐに起きしまってまた泣く……ということを繰り返していました。今回は、そんなわが子の寝かしつけがラクになった3つの方法をお伝えします。
バランスボールに乗りながら抱っこする
子どもを抱っこしたままバランスボールに乗り、両足を床についたまま上下に弾んでいると、そのまますーっと眠りについてくれました。バランスボールに乗って一定のリズムで弾んでいると、揺れ具合が心地良い眠気を誘うようでした。
それまでは寝るまで家の中を歩き回ったり、ひたすらゆっくり揺らしていましたが、自分も体力を使って疲れてしまい……。バランスボールに乗って一定のリズムで弾むことで気分転換にもなるし、自分の運動にもなって一石二鳥でした。
授乳クッションに寝かせる
やっと寝てくれても、布団に下ろすと敏感に反応して起きることがありました。そんななか産院での子育て相談に参加したとき、「赤ちゃんはまっすぐ伸びた姿勢が苦手で不安になる。背中が丸まっているCカーブの姿勢のほうがおなかにいたときの体勢に似ていて安心する」と助産師さんにアドバイスをもらいました。
その話をもとに授乳クッションの丸い形を利用し、授乳クッションの上にそっと寝かせました。すると、背中が丸まり安心してぐっすり眠り続けてくれたのです。
寝るときにいつも同じ音楽を流す
赤ちゃんがおなかの中にいたときから聴かせていた音楽があり、その曲を流すと安心して眠ってくれました。音楽を流しながら私が歌を口ずさむことで、ママの声に安心して眠れるようでした。
また寝る時間に毎回同じ音楽を流すことで、その曲が聞こえたら寝る時間ということも認識し始めたような気がします。それからは寝かしつけがラクになりました。そして眠っていて途中で少し起きそうになったときも、聞き慣れた音楽が流れていることですぐには泣き出さずに、安心して再び眠りにつくことができたようでした。
寝るのが苦手だったわが子を寝かしつけるのはとても苦労しました。さまざまな方法を試したなかで、この3つの方法はママも寝かしつけがラクで、赤ちゃんも快適に眠ることができたようです。ぐっすり眠れた後は機嫌もよく、私も少し休息が取れて親子共々すっきりしました。
著者:福山あかね
一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。