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「お願い、寝て…!」背中スイッチに心が折れそうなママへ→助産師が教える【寝かしつけのコツ】6選

赤ちゃんの寝かしつけ方法をマンガでご紹介します。絵本の読み聞かせ、背中をトントンするなどを含めて、助産師おすすめの6つの寝かしつけ方法をお伝えします。寝かしつけに悩むママやパパはぜひチェックしてみてくださいね!

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったり、寝かせてもすぐに起きてしまうなど、寝かしつけを負担に感じているママは少なくないと思います。ここでは、寝かしつける方法やコツをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

寝かしつけの方法とコツ!

寝かしつけのコツ

 

 

寝かしつけ方法

 

寝かしつける方法・その1 「絵本の読み聞かせ」

寝る前に絵本の読み聞かせを習慣にすると、赤ちゃんにとって本を読んでもらうことが入眠儀式になります。ママが絵本を読んでくれることで、子どもは寝る時間を意識できるようになるのです。赤ちゃんにとって、ママの声は安心できるもの。そのため大好きなママが絵本を読んでくれる時間は赤ちゃんにとって楽しみになるでしょう。

 

絵本の読み聞かせは単にお話を聞かせるだけでなく、ママと赤ちゃんの大切なスキンシップの時間でもあります。さらに、寝る前の読み聞かせで本が好きになったり、想像力豊かになったりするというメリットもあるでしょう。「ねんね」がテーマになった絵本もたくさんありますので、読んでいるうちに眠くなってくれるよう、寝かしつけ用の本にしてみるのもよさそうですね。

 

寝かしつける方法・その2「背中をトントンしてあげる」

悲しいときや疲れたときなど、背中をトントンされると大人でも落ち着くこともあるかと思います。単調なリズムは眠気を誘うことがあるようです。赤ちゃんは背中をトントンされることで、ママのおなかの中にいたときの心音を思い出すと言われています。心地よかった胎内を思い出し、安心感に満たされて眠くなってくるのかもしれません。

 

 

寝かしつける方法・その3「ママの子守歌や音楽で眠りにつかせる」

寝かしつけに子守歌は定番です。背中をトントンしながら子守歌を歌ってあげると赤ちゃんも安心感に包まれるでしょう。しかし、すぐに寝てくれる赤ちゃんならいいですが、なかなか寝ない赤ちゃんに子守歌を歌い続けるのもなかなか大変です。寝かしつけのために作られたCDやオルゴールのCD、寝かしつけのためのアプリなどを利用するのもよいでしょう。

 

また、赤ちゃんは胎内にいるときに聞いていたママの心音を聞くと落ち着きます。そのためママの心音が聞こえるように抱っこしてあげるのもよいでしょう。音楽と心音で赤ちゃんをリラックスさせて、自然に眠りにつくようにしてあげてはいかがでしょうか。

 

寝かしつける方法・その4「添い寝して寝たふりをする」

ママが添い寝してくれると、ぬくもりやママのにおいで赤ちゃんも安心できます。しかし、添い寝してもなかなか寝てくれない赤ちゃんもいますよね。そんなときは、ママが寝たふりをしてみましょう。寝てしまったら遊びもおしゃべりもおしまいになるので、赤ちゃんもあきらめて一緒に寝るしかありません。

 

 

寝かしつける方法・その5「布団をあたためておく」

ママに抱っこされていると安心して眠ってくれますが、布団に寝かせた途端に目を覚ましてしまうことはよくありますよね。やっと寝てくれたと思ったのに、また起きてしまうとママもガッカリしてしまうでしょう。布団に寝かせた途端に目を覚ますのは、寒い季節のひんやりした布団が原因ということもあります。赤ちゃんが気持ちよく寝られるように布団を快適に整えておきましょう。

 

寝かしつける方法・その6「生活リズムを整える」

生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしますが、徐々に生活のリズムが整っていきます。寝るときはパジャマを着せるようにすると、これから寝る時間だということを意識しやすくなります。朝起きたときは着替えるようにすることで昼夜の区別がつくようになるでしょう。

 

起きる時間や授乳・食事の時間を一定にすることで、体内時計が整っていきます。昼間は外に連れて行く、夕方に昼寝させないようにすることなどでも生活リズムが整って寝かしつけやすくなるでしょう。

 

<参考>ベビーカレンダー 基礎知識(ベビー)「ママ必見!赤ちゃんを寝かしつける6つの方法

 

 

寝かしつけの体験談

寝ぐずりで泣く赤ちゃんのイメージ

 

赤ちゃんの寝かしつけのときに私を救ってくれた「三種の神器」の1つ目はバランスボールです。魔の3週目あたりからは、立ってゆらゆらしないと大泣きするようになってしまいました。ところが、バランスボールに座って抱っこをしながら優しく揺れると、あら不思議! すんなり寝てくれるようになりました。2つ目は抱っこひも。後追いが日に日に激しくなった生後10カ月の息子を、抱っこひもで抱っこやおんぶをしたまま洗濯を干したり洗い物をしたり。抱っこひもを使うと両手が自由になるので、家事のほかにも、ごはんやカフェタイムにするのもおすすめです。3つ目はチャイルドシート。いつも赤ちゃんとママの2人きりばかりだと、赤ちゃんも退屈してグズグズ……。そんなとき、わが家ではチャイルドシートに乗せてドライブに出かけています!(田中麻奈さん)

 

当時、わが子は1歳。夜9時には寝かしつけたいところでしたが、なかなか思うようにはいきませんでした。たどりついた方法は「自分も一緒に寝てしまうこと」でした。ママも一緒に布団に入ることで、わが子も安心するのか、この方法だとすんなり眠ってくれるようになりました。あと、夕方に、子どもと活動的な遊びをたくさんすることで寝かしつけがスムーズにいく、というママ友がいました。日中に限らず、お昼寝したあとの夕方も活動的な遊びをすることがポイントだとか。そうすると、ほどよく疲れて夜はすんなり眠ってくれると言います。もう1人の私のママ友は寝かしつけの際に、スマートフォンでオルゴールの音楽を子どもに聴かせていました。最初は「あまり意味がないかも」と感じたそうですが、毎日根気よく続けているうちに、スムーズに眠ってくれるようになったと言います。赤ちゃんや子どもが寝るときにおこなう習慣「入眠儀式」をつくり、あきらめずに習慣化するまで続けてみることも大切かもしれません。ほかにも、眉毛や耳たぶをやさしくさわる、ママの鼻息を子どもの顔にフーッと吹きかけると自然に眠ってくれるという話も聞きました。(田中由惟さん)

 

第一子の長男は、生後半年までは育児用ミルクを与えるとすんなり寝てくれて助かっていましたが、生後半年を過ぎたころに変化がありました。なぜか寝ぐずりがひどくなり、お昼寝や夜の寝かしつけに1時間以上かかることもありました。そんな長男の寝かしつけ成功率が高かったのは、おんぶひもでおんぶすることです。おんぶでも寝かしつけることができなかったときは、長男を抱っこして童謡を歌いながらリズムをとっていました。長男は横抱きがあまり好きではない、縦抱き派。抱っこの仕方を変えるだけでも落ち着いて寝てくれることがありました。また、わが家の長男は、童謡の「ことりのうた」が好みだったようで、寝かしつけ成功率も高く感じました。このほかにも、赤ちゃんを抱っこしながら体を上下に動かしたり、腰を捻って歩いてみたりと、抱っこしているときのリズムも試行錯誤しました。寝かしつけは体力を使いますね。(武山あゆみさん)

 

体遊びをしたり、大量の絵本を読んだり、歌を歌ったり。いろいろな手で必死に寝かしつけをして、手ごわい娘もやっと布団に転がってうつらうつらし始めたとき……。ガチャ! バタン! そう、パパの帰宅です。「お父さんだ!」と閉じかけていた目をぱっちりと開け、うれしそうに布団から抜け出ていく娘。「ただいま~」と娘に会えてよろこんでいる夫の声を聞きながら、「なぜ今!」と何度も心の中でつっこんだものです。またよくあるのは、すうすうと寝息を立て始めた娘をみて、添い寝していた布団からそっと抜け出し、部屋を出ようとすると、ぱちりと開く娘の目。もう一度隣にもどる私。また娘が寝入り、やっと部屋を抜け出すことに成功! そう思いきや、ドアを閉める気配でぱちり! 再び娘の隣にもどります。そして今度は長めに時間をおき、そ~っと布団を出て、そ~っと歩き、そ~っとドアを閉めて、閉め終わってから数秒間の様子をうかがったあと、ようやく寝かしつけ完了のため息をつけるのでした。苦戦したときは、「あるある!」と笑いの種にして、育児を楽しもうと心がけていました。(里川まちこさん)

 

先輩ママたちもやはり赤ちゃんの寝かしつけには苦労して試行錯誤されているようですね。いろいろな方法を試してみて、自分の赤ちゃんに合う方法が見つけられるといいですね。また、ママはなかなか寝てくれないとイライラしてしまうこともあると思いますが、赤ちゃんに伝わってしまいますので、できるだけおおらかな気持ちで接してあげるようにしましょう。

 

 

作画:はたこ

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