付き添いの食事の準備が大変!
入院が決まったとき、長女は3歳だったので、ひとりで入院させるわけにはいきませんでした。そこで当時妊娠6カ月だった私が、付き添いとして一緒に泊まることに! 最初は数日の入院と思って軽く考えていたものの、途中で合併症を起こしたことにより入院期間が延長……。
長女が入院していた病院では付き添い者の食事が出ないので、院内のコンビニで食事を用意することにしました。毎食コンビニ弁当を食べるのは、金銭的にも精神的にもつらい体験でした。
入院中の時間の過ごし方が大変!
さらに大変だったのは、入院中の過ごし方です。入院期間の後半になると長女が回復してきて、暇だと言うように。長女は感染症のため、小児病棟にあるプレイルームは使用禁止でした。
そこで役に立ったのが、ポータブルのDVDプレイヤーです。実家にあった物を持ってきてもらい、長女が好きなアンパンマンのDVDを一緒に観ました。さらにコンビニでアンパンマンの登場する雑誌を購入し、付録のおもちゃで遊んで過ごしました。
上の子の世話で夫や義母も大変!
次に大変だったことは、当時6歳だった上の子の世話です。長女が入院した病院では、入院患者以外の子どもは小児病棟に立ち入り禁止。幸い上の子は保育園に通っていたので、7時から19時までは保育園で預かってもらうことができました。
朝は夫が時差出勤して保育園に送り、帰りは間に合わないので義母がお迎えに行ってくれました。夕食の準備は義母がおこない、帰ってきた夫にバトンタッチ。夫や義母の協力があり、上の子の世話を任せることができました。
とても大変な体験でしたが、得たものも多くありました。長女と2人きりですごす時間、上の子と会えない時間を経て、子どもたちともっと向き合っていこうと思いました。また育児に非協力的だった夫も、初めて私の大変さがわかったそうです。私自身も夫や義母、そして子どもたちに対し、大きな感謝の気持ちを抱くことができました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:河津明香
2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。