もち米を使った赤飯やおこわは、家族の誕生日やお祝いの席で欠かせません。もっちりとしておいしいので、特にお祝いの席では主役の赤ちゃんにもつい食べさせたくなりますね。赤ちゃんが赤飯やおこわを食べられる時期は、いつごろからなのでしょうか?
奥歯が生えそろう3歳まではあげないで!
赤飯やおこわのようなもち米を使った料理は、赤ちゃんが奥歯でしっかりか噛む必要があります。まだ奥歯が生えそろっていない赤ちゃんの場合、もち米を奥歯でうまく噛み砕くことができません。
そのまま丸のみすると、のどにつまらせて窒息する危険性もあるため、奥歯が生えそろう3歳ぐらいを食べ始める目安にしましょう。
やわらかく煮たものからスタート
赤飯やおこわのようなもち米を使った料理を初めて食べさせるときは、子どもが奥歯で噛んでつぶせるぐらいまで、さらにやわらかく煮たものからスタートしましょう。
また、子どもがそのまま丸のみしないために、奥歯でよく噛んで食べるように声かけをしたり、一緒に食卓を囲みながら子どもの食べる様子を見守りましょう。
できるだけ温かいものを!
赤飯やおこわのような、もち米を使った料理は、冷めると固くなる特徴があります。冷めて固くなると子どももうまくかみ切れず、上手に食べることができません。また、冷めたものは消化も悪くなります。冷めて固くなったときは、子どもが食べやすいやわらかさになるようにもう一度温め直し、できるだけ温かいものを食べるようにしましょう。
どうしても3歳前に赤飯を食べさせたいときは、もち米ではなく白米を使った赤飯風のおかゆにすると赤ちゃんも食べることができます。奥歯が生えそろってくる3歳ごろまで少しの辛抱! いつもの料理をアレンジしながら、赤ちゃんとの食事を楽しんでくださいね。
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。
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