食欲がないときでも、キムチのようなピリッと辛いものやカレーのようにスパイシーなものを食べると、むくむくと食欲がわいてくることもありますね。妊娠中は、これまでと同じように辛いものを食べても大丈夫なのでしょうか?
妊娠前から食べているならOK!
キムチやカレーのようにピリッと辛い香辛料の入った料理を、妊娠する前からも問題なく食べているようなら妊娠中も問題ありません。ただし、舌がヒリヒリするような辛すぎる食べ物は内臓への刺激が強いため、胃もたれや胃炎の原因になり、下痢などの症状を引き起こすことがあります。一度にたくさんの量を食べることは避け、適量にしましょう。
また、普段からあまり辛いものを食べない人は、香辛料を多く使った料理は刺激が強いため、量を控えるようにしましょう。
辛いものを食べるときは塩分にも注意!
辛い食べ物のなかには味付けが濃く、塩分が多く含まれているものもあります。特に濃い味付けの料理は、主食であるご飯やパンなども一緒に食べ過ぎることにもつながります。
また、塩分の摂り過ぎは、むくみや妊娠高血圧症候群を引き起こす原因にもなります。外食や市販のお惣菜を食べるときは、辛さと塩分を確認してから食べるようにしましょう。
香辛料やハーブをじょうずに使おう!
唐辛子やわさび、カレー粉や山椒などの香辛料や、しょうがや青じそなどの薬味やハーブには、食欲を増加させる効果があります。また、香辛料をうまく使うと、少ない塩分で素材のうまみや風味を引き立てるため、無理なく減塩することもできます。
妊娠中は、体調に合わせて香辛料の量をコントロールしながら、食欲増進や減塩の味方としてじょうずに使いましょう。
妊娠中は、辛いものがすべてNGというわけではありません。食欲増進や減塩のために、辛いものも適量であれば問題なし! 特に食欲が出ない時期には、香辛料の入ったものをじょうずに利用しましょう。