子どもが言うことを聞かずにイライラ、夫の言動にイライラ。毎日イライラしている自分にイライラ……。多くのママが経験していることだと思います。イライラしたくない、心に余裕を持ちたいと思っていても、そう簡単にはできないものです。どうしたらできるだけイライラしない状態をつくれるのでしょうか。
そもそもイライラはなぜ起こる?
イライラしているときとは、相手の行動に対して怒りを覚えているときだと思います。その怒りについて少し紐解いてみると、「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしていることがわかります。
さらになぜ「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしてしまうのか考えてみましょう。
それが悪いことだから?
それが気に食わないことだから?
いろいろと理由はあるかと思いますが、突き詰めると、「その状況において自分が自分の理想通りに行動できない」ことに苛立っていることがわかります。
たとえば、家事が非常に忙しいのに夫がスマホばかり見て手伝ってくれないことに腹が立ったとします。もし、家事がスムーズに自分のペースでおこなえていたら、夫がスマホばかり見ていてもそれほど気にならないはずです。一方で、夫が手伝ってくれたとしても、やり方が雑だったりすると、それはそれで腹が立ってしまうこともあります。いずれにしても自分が理想としている状態が叶えられていないことによってイライラ度は高まってしまうのです。
イライラの原因はまさかのアレ!?
きっかけは夫や子どもだったとしても、イライラの原因は実は「自分」なのです。
同じことを夫や子どもがやってもイライラしないことがあるのは、自分の心の余裕に関係しています。心に余裕があれば、マイナス面も想定した上で考えていた通りに行動できるので、イライラも少なくできるというわけです。
イライラしたときにやってはいけないこと
イライラしたときに、苛立ちのきっかけとなった夫や子どもに焦点を当てたままにしてしまうと、さらに苛立ってしまいます。相手はママが何にイライラしているのかを正確にはわかりませんし、わかったからといって瞬時に理想通りに振る舞ってくれることはほぼありません。
イライラしたら「自分が今一番叶えたい状態はなに?」と自分に問いかけてみましょう。夫や子どもにイライラしている状態をぶつけたいのか、とりあえず今の家事を片付けたいのか。いったん立ち止まることで、イライラして後悔することは少なくなるはずです。
人はイライラするものです。イライラすることが悪いのではありません。イライラして、無駄に相手を攻撃したり傷つけたり、さらには自分がそれによって疲弊してしまうことが避けるべきことです。
そのためにも、イライラしたら、深呼吸して立ち止まってみてください。