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「え…布団の上で出すなんて!?」恥ずかしくて無理! 陣痛時にどうしても出せなくて困った体験談

私は現在2児の母親ですが、上の子を出産した際の長かった陣痛時に、とあるものが出せなくて大変苦しかったのを今でも覚えています。出したくても出せなかったもの、それは「尿」です。普段の生活ではなんら問題なく出せている尿が、なぜ陣痛時には出せなかったのか? また下の子を出産したときにはどう乗り越えたのか? 私の赤っ恥体験をお話しします。

初産は予定日超過の計画入院だった

現在4歳となる上の子は出生体重3,900gのビッグベビーでした。ビッグベビーということもあってか、出産予定日を過ぎても生まれる気配はなく、子宮口が開いてきているなどの兆候はまったく見えず。

 

結局は妊娠41週3日に計画入院をして陣痛促進剤を使用し、赤ちゃんを産もうという話になりました。そして、入院初日。まずはバルーンを入れてから陣痛促進剤を投与し、経過を見ることになりました。

 

バルーンが尿意を促進

私の腟の中には大きい風船が入っているような感覚となり、それが尿意を促進。おそらく1時間に1回程度、陣痛に耐えながら頻繁にトイレに駆け込んでいました。陣痛室にトイレがあり、まだこのときは陣痛初日ということもあったので助産師さんにトイレまで付き添っていただきながらも、トイレの中に入ればなんとか尿や便は出せており、自立できていました。

 

問題なのは、入院して24時間経過したあとのこと。私の体力も気力もかなり消耗しており、トイレまで歩くことも困難な状態になってしまったのです。

 

 

いきなり違う環境で排尿はできない!

そこで助産師さんから、「トイレに行くのが難しそうだから尿器(寝たままで尿をとるために用いる容器)に尿を出そう」と提案されました。「トイレではなく、布団の上で尿器に尿を出す」。要するにいつもの習慣とはまったく違うスタイルで、排尿をしなければいけなかったのです。

 

これが私にとって、すごく難しい作業でした。漏れそうなくらい確実な尿意があるのに、普段とはまったく違う場所や「布団を汚してしまったらどうしよう」といった抵抗感から、まったく排尿ができなかったのです。

 

結局はトイレで排尿

何度も「出そう出そう!」と思っているのに、恥ずかしさや陣痛の痛みから尿器に出せませんでした。結局はトイレまで足を引きずり歩きながら、排尿することに。その後、出産まで長丁場が予想されたので、入院2日目の夜から無痛分娩に切り替え、膀胱留置カテーテルを挿入したので、トイレのストレスとはおさらばできました。

 

そして、下の子の出産時には、上の子のときの「尿を出したいのに出せない」苦痛を教訓に変えて、ある試みをおこないました。

 

 

下の子も、出産予定日を超過しても生まれる気配がなかったので計画入院となったのですが、陣痛促進剤やバルーンを入れる前に助産師さんに「陣痛がくる前に尿器に排尿する練習をさせてほしい」とお願いをしました。練習のおかげで、いざ陣痛がきたときもスムーズに排尿できました。上の子のときのひどく苦痛だった経験が生かせてよかったです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

 

 

監修/助産師REIKO


著者:黒井夢乃

二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

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