一歩間違えると細菌の温床に!?意外と知らなかった生理用品のNG行為!

2020/07/28 12:25
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生理の量が多い日に便利なのが、タンポンや月経カップといった膣に直接挿入するタイプの生理用品です。ただ、使い方を一歩間違えると、臭いの原因になったり病気を引き起こすことも。そういった事態にならないためにも、婦人科の先生に正しい使い方をあらためて伝授してもらいました!
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生理用品

 

生理の量が多い日に便利なのが、タンポンや月経カップといった膣に直接挿入するタイプの生理用品です。ただ、使い方を一歩間違えると、臭いの原因になったり病気を引き起こすことも。そういった事態にならないために、意外と知らなかった生理用品の正しい使い方と注意すべきことについて、あらためて婦人科の医師に伝授してもらいました!

 

答えてくれたのは……
三鷹レディースクリニック院長 天神尚子(てんじんひさこ)先生

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、1995年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。
2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

 

タンポンは使い方を間違えると危ない?

「タンポンは便利なものなので長時間の会議がある日や温泉、プールに行く日など、なかなか替えるのが難しい時には使用しても良いと思いますが、できればそれ以外はなるべくナプキンをおすすめしています。なぜなら、タンポンに吸収された栄養分のある経血が体温で温められると、細菌の絶好の培地になってしまうからです。
あまり長時間使用するとトキシックショック症候群といって敗血症を引き起こすケースもあります。(敗血症とは、体内にある感染巣から大量の菌が血管内に流れ込む病気です。全身に強い炎症が起きるため高熱・頻脈、そして血圧低下などのショック状態を起こし、全身状態の悪化から生命の危機につながります)


また、子宮の入り口に蓋をしている形になるので経血が逆流して子宮内膜症の原因の一つになるのではないかとも言われています。
もちろん、しっかり用法・用量を守っていれば問題ありません。タンポンのメーカーでは大体4時間~8時間くらいで替えるように注意喚起していますので、それを守っていれば大丈夫ですよ」

 

月経カップの安全性はまだ未知数

「月経カップ自体、まだあまり馴染みがありませんよね。タンポンより入れるのが難しいので、普及しづらいのかもしれません。ただ、タンポンと違って経血の色や量が分かるので、使っている人は良いと言われますね。


産婦人科ではまだトラブルや症例のデータがほとんどないので何とも言えない状況ではありますが、注意すべきことはタンポンと同じですね。メーカーでは12時間使用可能と言っているので、それを守っていれば大丈夫なのではないでしょうか。これから使う人が増えたら予想外のトラブルが出てくることもあるかもしれませんが、今はまだそういう報告は聞いていません」


挿入するときの注意は?

「両方とも同じで、手をキレイに洗ってから入れるということ。タンポンは直接手が触れないようにアプリケーターが付いているので、慣れていれば比較的入れやすいのではないでしょうか。月経カップの場合は手袋をして入れるとか、何かしらの対策は必要だと思います。あとは、やはり(量が)少ない時に入れるのは難しいので、タンポンも月経カップも、初めて使う時は経血の量が多い日をおすすめします」

 

取り出すときの注意は?

「タンポンがなかなか抜けずに苦労したという話をよく聞きますが、タンポンの場合はひもがあるので引っ張れば月経カップよりは取り出しやすいと思いますよ。ただ、滅多にはないけれど、ひもが切れてしまうトラブルもあるそうなので、ひもがしっかりついているかどうかは事前に確認したほうがいいかもしれないですね。

また、タンポンは抜き忘れていることがあります。臭いや不正出血があって診察に来たところ、タンポンを抜くのを忘れていて奥の方に入れてしまっていたということがたまにあります。入れている感覚がないくらい快適な分、注意が必要ですね。

 

月経カップも最近では取り出しやすいものが出てきているようですが、直接指を入れて引っ張らないといけないので、出し入れする時は感染に十分気をつけて欲しいですね。特に今は、コロナウイルスの心配もありますし。外出先だとなかなか手を清潔に保つことが難しいと思うので、やはりキレイなビニール手袋を持ち歩いて、替える時に装着することをおすすめします」
 

 

タンポンや月経カップは量が多い日も快適に過ごせるので、生理中はつい頼ってしまいがちですが、体内に直接入るものだからこそ気をつけなければならないことも多くあります。正しく使用すればかなり便利なものなので、メーカーが定めるルールを必ず確認してから使うようにしましょう!

 

監修者

医師 天神尚子 先生

産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長


日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。


経歴

1981年 日本医科大学医学部卒業
1988年 米国ローレンスリバモア国立研究所 留学
1994年 日本医科大学 産婦人科学講師
1995年 東京都教職員互助会三楽病院 産婦人科科長
1995年 日本医科大学 産婦人科学客員講師
2004年 三鷹レディースクリニック開業

 

■所属学会

日本産婦人科学会
日本女性医学学会
日本生殖医学会
日本産婦人科乳腺医学会

 

■メディア履歴

【雑誌】

妊婦さんの出産準備を応援する雑誌「Pre-mo(プレモ)」(主婦の友社発行)

「マタニティ」(学研プラス発行)

「妊すぐ」(リクルート発行) ほか多数

 

【テレビ・ラジオ】

NHK『ニュース シブ5時』でPMDD(月経前不快気分障害)セルフチェック!の取材

患者さんから先生へ感謝の手紙を紹介する番組『Letters~感謝の手紙~』(テレビ東京)

TBS『アッコにおまかせ!』で産後うつについてコメント 他

 

【その他メディア】

妊娠・出産・育児の情報サイト『ベビーカレンダー』監修者
生活総合情報サイトAll Aboutで産後ブルーについての記事執筆
妊娠・出産・育児に関する情報サイトgooベビーで診察室から 最近の診療現場で感じることの記事執筆



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