1人目の出産、会陰切開あり
1人目を出産した病院は、出産時は基本的に会陰切開をするという方針でした。初めての出産ということで、何の疑問もなく出産に臨みました。
陣痛の間隔が短くなり、子宮口が全開大すると、いよいよ分娩台へ。赤ちゃんの頭が出るという段階で「ザクザクッ」。もちろん麻酔もしていますし、陣痛のほうが痛いので平気でしたが、裁ちばさみで切られたような感覚で切開されました。無事に生まれたあと、縫合して出産は終了しました。
抜糸までが地獄の痛み…
無事生まれて感動と興奮が冷めやらないのも束の間、地獄のような痛みに襲われました。縫合した糸が引っ張られていたのか、結び目の所が痛くて痛くて、痛み止めを飲むほどでした。
座ることもできず、ドーナツ座布団が必須。日に日に痛みが増していきました。この痛みは抜糸をすると嘘のようになくなりましたが、痛みに耐えた入院期間でした。
下の子3人は裂傷するも、痛くない
2人目以降は、会陰切開のない産院でした。2人目の出産のときは、頭が出るときに確かに痛いと思ったら3カ所ほど裂傷しており、縫合してもらいました。
ただ、このときは体に吸収される糸で丁寧に縫ってもらったのか、産後の痛みはなく、用意していたドーナツ座布団も必要ないほどで、拍子抜けしたものです。3人目と4人目も切開なしの自然な分娩でしたが、3人目はちょこっと裂けて縫う程度で、4人目はかすり傷でした。
毎日の運動が功を奏したか
4人全員の妊娠中、安定期に入ると毎日マタニティヨガやストレッチ、筋トレなどをして出産のために体を整えていました。そのなかに会陰の柔軟性を高めるポーズやバランスボールを使った体操もあったので、切開なしでも産めたのはそのおかげもあるのかなと思います。
また出産のための体力作りにもなるようにと、無理のない程度にできるだけ体を動かすようにしていたので、ラクに産めたのかもしれません。
4回の出産を経験して、出産の回数や、もしかしたら1人目の縫われ方の影響があったのかもしれませんが、切開しないほうが痛くなかったので私にとっては切開しないほうがラクでした。もし5回目があるのなら、マタニティヨガなどで会陰の柔軟性を高めたうえで、切開なしで産めたらいいなと個人的には思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー
監修/助産師 REIKO
著者:やましたくるみ
2男2女の母。結婚を機に田舎に移り住み、のんびり子育てを楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆中。