2人目の妊娠・出産後の生活は、1人目のときと違ってくることが多く、いろいろな場面を想定して準備しておくことが必要です。今回は、2人目の妊娠中だけでなく、出産時や産後に向けて準備しておいてほしいことについてお話しします。
2人目妊娠中の生活で準備しておくことは?
2人目の妊娠中で大変なのは、初期と後期かと思います。どうしても、1人目のときより無理してしまうママが多く、流早産につながることもあり、状態によっては安静や入院になることもあります。
初期はつわりが原因で、自分の食事や生活だけでなく上のお子さんの育児がつらくなる方が多いです。つわりの時期に食事が上手く作れず、上のお子さんの栄養状態を気にされる方が多いですが、短期間のことなのでそれほど気にしなくても大丈夫です。市販のものやお惣菜などを上手に使ってのりきってください。
また、後期はおなかが大きくなって腰痛など体に負担が出てくる中で、お子さんの年齢によっては抱っこなどをされることもあると思います。短時間にしたり、座ってぎゅーっとしてあげたりして、上のお子さんの精神的なフォローもしながら、なるべく無理しないようにしましょう。どうしてもつらい時期だけでも、一時保育やベビーシッターなどの利用も検討されてもいいかと思います。
また、万が一の突然の入院に備えて家族のフォロー体制や保育園なども調べておくことが大切です。
2人目出産までの入院時に備えて
出産はいつ来るかわかりません。
予定日はあくまでも予定であって、陣痛がなくても破水で始まることもあります。どんな時間帯にくるかシミュレーションをして、準備をしておきましょう。
1番困るのが、上のお子さんと2人きりでいたときに陣痛や破水が来てしまったパターンです。上のお子さんを連れて行けずに、預け場所を探しているうちにどんどん陣痛が強くなり……ということもあります。旦那さん以外に、両親や義両親、兄弟、ママ友などにもしものときに連絡できるようにお願いしておくと安心です。
荷物などは、妊娠34〜35週に入った時期には準備しておきましょう。1人やお子さん連れで病院に行くときには身軽で移動できるように必要最低限のものだけ持参し、大きな荷物は後で届けてもらえるようにするといいです。
複数のタクシーの連絡先を調べておいたり、タクシー呼び出しアプリ、陣痛タクシーの登録などもされるといいかと思います。予定の帝王切開、無痛分娩などで予定入院の場合でも、破水や陣痛が予定より早く来たりして突然入院になることもありますので、想定しておくことが大切です。
産後入院中〜産後1カ月ごろまで
上のお子さんの預け先を決める上で、慣れない相手だとお子さんだけでなく預け先も大変なことがあります。パパが育休をとる場合には、事前にお子さんとパパだけの2人の時間をつくって、寝かしつけやごはんをあげる機会などを積極的に設けるようにしましょう。両親や義両親の場合は、できるだけ会う時間をつくったり、ママがいない状態で何回か過ごしてもらったりして慣れていくようにしましょう。
サポートが少ない場合は、妊娠中〜産後に一時的に保育園に預けられることもできますので自治体に相談してみましょう。産後は、体調の回復が思うようにいかないこともあります。一人で頑張ろうとせずに、できるだけサポートをしてもらうように準備して、産後の体調を見ながら再度調整されると安心です。
妊娠経過や産後の回復などは、1人目と同じではないこともありイメージしていたよりも大変になることもあります。また、上のお子さんも赤ちゃん返りなどでいつもより手がかかることもあり、その中での新生児の育児は身体的だけではなく、精神的にも負担があるかもしれません。妊娠中から、新しい家族を迎える準備を家族みんなでできるといいですね。