私は3歳の長男と1歳の長女の育児中に第3子の妊娠が判明し、うれしい反面、さまざまな不安を感じました。出産が近付くにつれ、不安やイライラが募ることがありましたが、それを吹き飛ばしてくれるようなできごとがあったんです。
第3子の妊娠
長女が生後8カ月になったころ、第3子の妊娠が判明しました。「子どもは3人欲しい」という希望があったのでとてもうれしいできごとでしたが、ちょっとした心配もありました。
当時3歳直前の長男はイヤイヤ期の真っただ中で、自分を見てほしいとアピールする日々。そして長女はハイハイとつかまり立ちをマスターし、目が離せない状況だったのです。
長男、長女と妊娠生活
3人目の妊娠ということもあり、ある程度気持ちに余裕を持って妊娠生活をスタートさせた私でしたが、おなかのふくらみとともに子どもたちとの関わり方に変化を感じるようになりました。
子どもの要望にうまく答えられず、ダダをこねる子どもに対して必要以上にイライラしたり、家族からの指摘に対して大きな不安を感じてしまったり。そんなことが増え、気持ちの余裕がどこかへ行ってしまうことが増えていきました。
出産までのカウントダウンと子どもたちの成長
産休に入ったころ、ふと子どもたちの様子を見ていると、長男の後ろから長女がおむつを持って走ってきました。長女が私のところまで来て長男を指さし、おむつを渡してきたのです。私が「おむつを替えるの?」と聞くと、長女は首を縦に振りました。そんなささいなできごとでしたが、子どもの成長に感激し、私は涙してしまいました。
それからというもの、私は積極的に子どもたちの成長を見つけられるようになり、出産への気持ちも前向きになっていきました。
さまざまな葛藤のなかで、新しい命の誕生まであとわずかとなったとき、こうした上の子たちの成長と出会う機会が増え、そのことをとてもうれしく感じられるようになりました。出産に向けて、よりいっそう育児を楽しむ気持ちになれたできごとでした。
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監修/助産師REIKO
著者:簗田智花
4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。