12歳のときに生理が始まってから、ずっと重い生理痛に悩まされていた私。そんな私を心身共に支えてくれたのが、中学生のときに付き合い始め、同じ高校に通っていた彼(のちの夫)でした。今回は生理のときに寄り添ってくれた、彼のやさしさ溢れる体験談をお話しします。
高校時代、重い生理痛を隠しきれず…
私は生理が始まって以来ずっと重い生理痛に悩まされていました。それは高校生になっても変わらず、生理が来ると寝込んで学校を休んでしまいました。そのつらさは、登校しても保健室で休んだまま動けなくなったり、吐いたりしてしまうほど。
他人にはなかなかオープンにしづらい話題でしたが、登下校も共にする彼氏には隠し通すことは難しいと思い、高校生になってすぐに生理痛が重く、つらいことを打ち明けることにしたのです。
彼氏の意外な行動にびっくり!
彼氏に生理痛のことについて打ち明けたときには、「そうなんだ、けっこう大変なんだね」とひと言。冷たいようにも感じましたが、相手は生理に縁のない男子高校生ですから、私は彼に知っておいてもらえたらそれでいいと思っていました。しかし、意外だったのはその後の彼氏の対応でした。
なんと、その翌月の生理の際には、学校での授業の空き時間や帰宅後、自宅で寝込む私のおなかや腰をさすりながらそばに寄り添っていてくれたのです。理解できないはずの痛みを、共有してくれたかのようでとても心強かったのを覚えています。
心身ともに支えてくれる存在に
そしてまたあるときには、強い痛みで嘔吐を繰り返し、何度も脱水症状を起こしてしまった私を病院に送り届けてくれました。もちろん高校生なので自転車で送ってくれたり、タクシーを呼んだりと、できる限りのことをしてくれたのです。
また、点滴中もずっとそばで付き添ってくれました。もちろん、迷惑をかけてしまい申し訳ないという気持ちもありました。しかし、誰よりも私を理解してくれる大切な存在だということを痛感したのです。
その後、大学生や社会人になっても彼は休みや有休を使って産婦人科を一緒に受診してくれるなどのやさしさは変わらず、心身ともに支えてくれてとても心強かったです。彼との間に授かった2人の息子たちにも、女性の体や生理についてきちんと理解し、つらさに寄り添ってあげられるような男性になってもらいたいと思っています。
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監修/助産師REIKO
文/堀なぎさ