赤ちゃんの爪切りは、慣れないと怖かったりどのくらいするべきなのか悩みますよね。今回は、赤ちゃんの爪切りについて、またその他に気をつけたい鼻や耳のケアについてもお話します。
爪切りのタイミングと用意するものは?
赤ちゃんの爪は、薄いので少し伸びているだけでも顔を引っ掻いて傷つけがちです。爪が指先からはみ出してくるようにならないように切りましょう。だいたい1週間に1回ぐらいのペースを目安にしましょう。長さの目安は白い部分が1〜0.5mmぐらいが目安です。深爪になりやすいので、白い部分もうっすら残しておくようにしましょう。
爪を切るときに用意するのは、ハサミタイプの赤ちゃん用爪切りがおすすめです。切った端などが鋭くなりやすいので、爪やすりで丸くするようにしましょう。赤ちゃん用の爪やすりや、大人用の爪の表面用の爪やすり(きめが細かいほう)で仕上げをするのもいいです。お風呂上がりは爪が柔らかく切りやすくなっています。
爪切りが怖い! どうしたら安全にできる?
爪を切るときは、赤ちゃんが動かないようにすることが大切です。
そのため、
・赤ちゃんが寝ているとき
・おっぱいや育児用ミルクを飲んでいるとき
などがやりやすいです。
部屋が暗い場合は手元をライトで照らしたり、手伝いをお願いして大人2人でおこなうと安心です。爪を切るときは、手や足の指を一本ずつ持って固定しながら切るようにしましょう。
鼻の掃除のポイントは?
お風呂上がりが取れやすいのですが、赤ちゃんが泣いて動いてしまう場合は、お風呂上がりに限らず落ち着いているときで大丈夫です。頻度は毎日でなくても、かたまりがあるときなど、気になるときだけにします。鼻の穴の手前の部分だけにして、奥にかたまりある場合は手前まで自然に出てくるのを待つようにしましょう。
赤ちゃんの額に片方の手をしっかりあてて、顔が動かないように固定します。赤ちゃんが動く場合は手伝いを頼んで、掃除する人と固定する人の2人でするようにしましょう。
耳掃除のポイントは?
お風呂上がりが鼻の中に溜まった汚れを取りやりやすいですが、赤ちゃんが泣いて動く場合は落ち着いているときでも大丈夫です。耳の耳介(外側部分)を拭いてあげる程度で、穴の奥は掃除はしなくてもいいと言われています。耳垢は自然に排泄する機能(自浄作用)が備わっているため、多少の耳垢であれば家庭で無理に取る必要はありません。綿棒でなくてもガーゼで拭くぐらいで十分です。
綿棒を使う場合は、左右どちらかに顔を向けて、動かないようにこめかみあたりに手を当てて、固定しておこなうようにしましょう。どうしても耳垢が気になるときは、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
爪・鼻・耳が小さい赤ちゃんのケアは、慣れないと怖かったり難しかったりします。最初は、お手伝いの人と2人で協力しながらするといいですね。
<参考>
日本耳鼻咽喉科学会HP