やっと産休へ。さあ出産の準備!
それまでに3回の出産経験があり、今回で4人目。上2人は経腟分娩、3人目は逆子が直らず帝王切開だったので、4人目は手術日を決めての帝王切開手術の予定でした。ずっと同じ産婦人科に通っていたため特に不安はなかったのですが、帝王切開既往で子宮破裂のリスクもあり、産婦人科からは陣痛がきたら危ないのですぐ連絡するようにとの指示。
妊娠35週で産休に入り、身の回りの準備、部活の送迎のお願いやお弁当、保育園バッグに入れる物の写真を撮っておくなど上3人の子どもたちの段取りをし、手術の数日前から実母にわが家へきてもらうようにしていました。
おなかが張る! 前駆陣痛!?
産休に入って5日目の夜、子どもたちと晩ごはんを食べているとおなかに違和感が。過去の経験から妊娠後期にはよくおなかが張っていたのですが、これまでとは違い落ち着いて座っていられないほどおしりのほうに痛みがありました。
それも10分おきぐらいに痛みの波がくるので前駆陣痛かと思いましたが、まだ手術まで11日もあったのでとりあえず様子を見ようとそのまま過ごし、夜中に突入。まったく眠れず朝を迎えました。朝はやっとの思いでいつものように子どもたちの準備をし、上2人は学校へ、下の子を保育園に送り届けました。
まさかの緊急手術へ
保育園に着いたときには涙が出るほどの痛みがあったので、子どもを預けたあと保育園の駐車場で産婦人科へ電話をしたところ、「すぐきてください」と指示がありました。痛みの波に耐えながらも自分で運転して産婦人科へ。念のため、家を出るときに入院準備の荷物も乗せていましたが、そのまま入院することに。
子宮口は開いていないけど、やっぱり陣痛がきていました。その日で妊娠36週1日。そのまま産婦人科で緊急手術することになり、夫に急いで連絡。夫も早い展開にビックリしていましたが、なんとか無事に出産することができました。
私の場合は事なきを得ましたが、過去2回の経腟分娩経験により、陣痛を我慢していたらそのまま出産になる危険性も。また、3人目を帝王切開していたため子宮破裂のおそれもありました。今思えば、陣痛かもしれない状況での運転はかなり高リスク。陣痛がきたときの自分の段取りもよく考えておけばよかったと反省しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/キヨ
著者:松田みさと
長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。