止める?見守る?子どものおもちゃ貸し借り問題 どう対応したらいい?

2020/09/17 14:25
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】のなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は子どものおもちゃの貸し借りに関するご相談です。

おもちゃの取り合いのイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は子どものおもちゃの貸し借りに関するご相談です。

 

Q.取ってから「ごめんなさいね」でよかったのでしょうか。

生後10カ月になる子どもを育てています。体験教室でのことなのですが、私は、自分の子どもが他の子のところにいき、物を取ったり触れそうになるとやめさせていました。他のお母さんは、ほぼ見守りと声かけのみでやめさせはしません。なので、結果的に自分の子どものオモチャを他の子が取っていくばかり……。今後幼稚園などに行ったときに、おもちゃを取り上げられたりしないか心配です。


自分でも、子どもが他の子が持っているおもちゃに興味を示しているのに、ただ自分が謝りたくなくて、止めてばかりだったと反省です。他のお母さんみたいに、取ってから「ごめんなさいね」で済ませればよかったのでしょうか。


私の気持ちとしては友だちの物は取ってはいけないと思ってしまいますが、まだわからない時期だから危なくないよう見守りやりたいようにさせる、しつけの時期になったら教えるでいいのでしょうか?

 

宮川めぐみ助産師からの回答

子ども同士のやりとりをどのようにして見守っていくのは、とても難しいですよね。それぞれ親御さんによって考え方も違いますし、お子さんの性格やキャラクター的なものによっても変わってくることがあるかもしれません。質問者さんもこれまで、お子さんと一緒にお出かけをされてみて、自分の関わり方についていろいろと反省をしたりと試行錯誤をされていますね。お子さんのことを思っているからこそ、思いを巡らせておられるのだと思います。


お友だちに怪我をさせるようなことがないように見守っていただく必要はあると思います。あとはおもちゃの取り合いもしてみないとコミュニケーションを学べないことはあると思います。やりとりも相手のお子さんによっても変わってくるとも思います。いろいろなお友だちがいるんだなということも一つひとつの関わりでお子さんも学んでくれると思いますよ。

 

やっていいことと悪いことの線引きを今からでも教えてあげる必要はあると思います。その1つにお友だちを叩いたり噛んだりと怪我をさせてしまうような危険なことはいけないと思いますので、そのことはしっかりと今からでも伝えていく必要はあると思います。それ以外のことは経験をさせてあげながら、諭して伝えていかれると良いのではないかと思います。


お友だちが遊んでいたものを取ってしまったときには、質問者さんが声をかけて見本を見せる、黙って取ってしまうことはいけないことだよ、お子さんにもこうしてまずは声をかけるんだよということを繰り返し伝えていくのでいいように思います。質問者さんの大切にされていることをこうして伝えていかれるといいと思いますよ。そのときの相手のお友だちの反応によっても対応をどうするのがいいのか見本を見せてあげるのもいいと思います。お子さんの成長によっても声かけがどんどん変わっていくようになると思います。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください


良かれと思って言ってしまう言葉を言い換える

子どもが遊んでいるときに、良かれと思って言っている言葉はないでしょうか? 例えば、お友だちとのやり取りのなかでよくあるのがおもちゃの貸し借り。「かして」「どうぞ」とスムーズに話が進めばいいのですが、多くが「かして」「ダメ!」となって貸すことができません。

 

このとき、ママは良かれと思って「もうたくさん遊んだんだから、貸してあげなさ
い」と言ってしまうかもしれません。でも、「おもちゃを貸せない」=「優しくない」と思わないでくださいね。楽しく遊んでいたのに急に「かして」と言われては、「はい、どうぞ!」とはなかなか言えないものです。

 

そこで、言葉を言い換えてみましょう。「○○ちゃんも遊びたいみたい。どうする?」と聞いてみましょう。子どもによっては「あとでならいいよ」と言う子もいるでしょう。じっと考えているこの場合は、「終わったら貸せるかな?」と聞いてもOK。相手の子にも「今、遊んでいるから待ってね」と声をかけます。

 

しばらく2人の様子を見ていると、ついさっきまで怖い顔して「ダメ!」と言っていた子が、すんなりと「はい、どうぞ」と貸すことができるのです。貸すことができた子には「貸してくれてありがとう」とほめて、待ってた子にも「貸してもらえてよかったね」と気持ちを共感しましょう。


友だちの物を取ってしまう

本気で欲しいように思えないのに友だちの物を取ってしまう場合。保育所でもよくあります。「ちょうだい」と言って譲ってもらうとすぐにその辺にポイっとしてしまう。「貸してくれた子がかわいそうだから、いらないんだったら、欲しいって言わないで!」と思ってしまいます。

 

ポイッとしたおもちゃを持って「これで遊びなさい!」としかってしまうかもしれませんが、このときに見てほしいのは、「なぜ、お友だちのものばかり欲しがるのか?」という点です。


・友だちと遊びたいけどどう遊べばいいかわからない
・親の気を引きたい

 

大抵はこの2つが原因です。どう遊べばいいかわからない場合は、友だちと自分の子どもの仲立ちになって遊ぶようにしましょう。親の気を引きたい場合は、「ママはあなたの子と見守っているから大丈夫よ」と態度で示すことも大切です。


「○○ちゃんがかわいそうだから、いらないんだったら欲しいって言わないで!」ではなく、「使わないなら、○○ちゃんに返そうか」と誘いましょう。返すことができたら、「返せたね」と言ってほめてあげましょう。
 

しかるのはこのときだけ!

遊びの場面でしかるのは3つだけでいいです。
 

●高いところにのぼったり、ケガをしそうな危ないことをしたとき
●友だちをたたいたり蹴ったり、傷つけることをしたとき
●公共の場で走り回ったりして、周りの人に迷惑をかけてしまったとき


これらのときは「ダメ!」と強くしかります。しかるときは、短い言葉を心がけます。ママの体で受け止める行動をする必要もあります。上記3つ以外の場合は、いかにしからずにほめる方向に持っていけるかがポイントになるので、どう言い換えたらいいかなと考えてみましょう。


※参考:ニュース(ママネタ)「おもちゃを貸せないとダメな子? 保育園でのほめ方・しかり方【遊び編】」【著者:保育士 中田馨 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長】


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