私は娘が生後6カ月になるころまで完全母乳で育てていたのですが、母乳が突然出なくなってしまいました。そのときの、完母で育てたい気持ちがあったつらさと、慣れない育児用ミルクを使った授乳を、どうやって乗り越えたのかを紹介します。
突然母乳が出なくなった!
私は、妊娠9カ月ごろから母乳が溢れ出てきてしまうほど母乳が出ていたので、「娘が生まれたら完母で育てる!」と決めていました。しかし、順調に進んでいた完母育児でしたが、娘が生後6カ月になるころいきなり母乳が出なくなってしまったのです。
最初は「一時的なものだろう……」と軽く考えていましたが、いくらおっぱいを吸わせても娘は泣いてしまいます。不思議に思って搾乳器で搾ってみたところ、全然母乳が出ていないことがわかりました。
毎晩泣いてしまった
私はずっと決めていた完母で育てられないことがショックでしたが、娘の前で泣くわけにはいかないと思い、母乳が出ないなら仕方ないし育児用ミルク!と切り替えていました。しかし、今まで哺乳瓶をほとんど使ったことのない娘は、哺乳瓶では育児用ミルクをほとんど飲んでくれなかったのです。
そのため、ストローマグを利用して育児用ミルクを飲ませていました。しかし母乳育児に比べるとストローマグによる授乳は、授乳のたびにおこなう調乳やストローマグの消毒などがとても負担になってしまいました。特に夜の授乳は眠たいなか調乳をしなければならず、毎晩泣きながら授乳をしていました。
夫の助けで救われた!
夜の調乳は大変でしたが、そのころの娘は夜の睡眠時間が長くなってきて、授乳の回数は多くて3回、少ないときは1回ほどで済んでいました。さらに、夫に母乳が出なくなったことを打ち明けると親身になって話を聞いてくれ、「夜の授乳は手伝うよ」と言ってくれたのです。
今まで夫は夜中に娘がどれだけ泣いても起きませんでしたが、それからは私よりも早く起きて調乳し、飲ませてくれるように……。私が感じていた夜中の調乳作業の負担を軽くしてくれて、とても救われました。
今では娘も1歳を過ぎ卒乳したため、母乳が出なくなり悔しさで毎晩泣いたこともいい思い出の1つです。また、完全母乳だけでなく完全ミルクも経験したことによって、どちらのメリット・デメリットも知る機会があったのはありがたいことだなと今では思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:橋本 楓
0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。