2020年1月から6月の上半期に生まれた46,678名の男の子を対象に、『2020年上半期の名づけトレンド』を大調査! 今回は、男の子に人気の「撥音ネームTOP10」をお届けします。撥音とは「ん」のことで、名前に撥音が入ることでリズムがよくなり、活発な明るい印象になります。
1位 れん
2020年上半期「撥音ネーム」で1位を獲得したのは「れん」。2020年上半期よみランキングでは21位にランクインしました。
2018年、2019年の名前ランキングで2年連続1位を獲得している「蓮」が最も人気です。他にはさざなみを意味する「漣」、清廉潔白なイメージのある「廉」などが実際に名づけられていました。
2位 けんと
2019年のよみランキングで36位にランクインした「けんと」が、2020年上半期名前ランキングでは45位にランクインしました。
「けんと」と言えば、俳優の山崎賢人さんや賀来賢人さん、林遣都さん、アイドルグループSexy Zoneの中島健人さんなどが同名で活躍されており、どこかイケメンの印象がある名前。「健人」「絢斗」「健翔」などが実際に名づけられていました。
3位 れんと
2020年上半期よみランキングで58位にランクインしたのは「れんと」。2019年のよみランキングで59位にランクインしていました。
上半期で最も多く名づけられていた止め字「と」を用いた名前です。実際には「蓮人」「蓮斗」「蓮叶」「蓮音」「廉人」などの漢字が名づけに用いられていました。
4位 しおん
2020年上半期よみランキングで76位にランクインしたのは「しおん」。2019年のよみランキングでは100位圏外、2020年の上半期に人気が急上昇した名前です。
「詩音」「心音」「紫音」「心穏」などで名づけられていました。思いやりという意味がある「心」、感性豊かなイメージのある「心」や「詩」が用いられており、そのよみの響きからも、どこか穏やかな雰囲気が感じられます。
5位 ゆうしん
「ゆうしん」は2020年上半期よみランキングでは80位にランクインしており、2019年の87位からわずかにランクアップした名前です。
思いやりのある人のイメージがある「心」、人との結びつきを表すような「結」、その字の通りやさしい印象の「優」、相手をかばい助けるという意味の「侑」などを用いた「結心」「優心」「侑心」「侑真」などが実際に名づけられました。音の響きからも、やさしい印象を受けるような名前です。
6位 かんた
2020年上半期よみランキングで82位にランクインした「かんた」。2019年のよみランキングでも72位にランクインしていました。
か行やた行のはっきりした音は、元気でやんちゃな印象になります。スタジオジブリの名作映画『となりのトトロ』の「かんた」をイメージする方も多いのでは。実際に「環太」「栞大」「寛大」「寛多」などの漢字が名づけに用いられました。広いという意味を持つことから、心が広く穏やかな印象のある「寛」、大きく立派な様子を表す「大」など、大らかな印象の漢字が用いられたようです。
7位 じん
2020年上半期よみランキングで85位にランクインした「じん」。2019年のよみランキングで95位、名前ランキングでも55位に「仁」がランクイン。
隣人愛や同情の気持ちを意味する「仁」、速いという意味をもつ「迅」など、一文字で力強い漢字が名づけに用いられていました。濁音のある響きからも男らしい印象を受ける名前です。
8位 りんたろう
2020年上半期よみランキングで97位にランクインした「りんたろう」。よみやすいだけでなく、古風さや日本の伝統的な美しさが感じられる「レトロネーム」であり、力強く男らしい印象を受ける名前です。
実際には「稟太郎」「凜太朗」「凛太郎」「倫太郎」などの漢字が名づけに用いられました。最近では人気お笑いコンビEXITのりんたろー。さんが、同名で活躍されています。
9位 しゅん
2020年上半期よみランキングで107位にランクインした「しゅん」は、2019年のよみランキングでも81位にランクインしていました。
呼びやすく爽やかな印象のある名前です。俳優として活躍されている小栗旬さんを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。最も味のよい時期を表す「旬」や、高く大きいイメージがある「峻」など、男らしい漢字が名づけに用いられました。
10位 ぜん
2020年上半期よみランキングで118位にランクインした「ぜん」。「全」「善」「然」「禅」などの漢字が実際に名づけに用いられました。
善い・立派なことを意味する「善」や、「座禅」という単語にも用いられ精神統一のイメージのある「禅」など、どこか尊く高貴な印象を受ける名前です。
10位 だん
「ぜん」と同じく118位にランクインした「だん」。実際に「暖」という漢字が名づけに用いられていたようです。
暖かい春を待ち望むというイメージから、寒さの厳しい冬に人気が集まり、2020年2月の月間ランキングでは7位にランクインするほど人気が高まりました。「豊かで不自由しない」という意味もあり、「周囲を元気づけるような、心あたたかな男の子に育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。
2020年上半期、男の子の「撥音ネーム」では、TOP10のうち5つが「れん」「じん」「しゅん」など一文字の漢字で表すことができる、力強い印象を受ける名前が人気という結果になりました。これから男の子を出産される方、参考になさってくださいね♪
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2020年1月1日(水)~1月25日(土)、2月1日(土)~2月25日(火)、3月1日(日)~3月25日(水)、4月1日(水)~4月25日(土)、5月1日(金)~5月25日(月)、6月1日(月)~6月25日(木)
調査件数:46,678件(男の子)
文/福島絵梨子
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