言語外来に通いつつ、家でも積極的にコミュニケーションを取ることで
発達を促そうとしていましたが、家のなかだけでそれを繰り返していると
次第にマンネリ化してしまい、娘も興味を示してくれなくなりました。
口唇手術を終えた今、体調が安定していれば外出もしやすくなったので、
市の図書館や地域の児童館などの手遊びイベントなどにも参加するようにし、
外の空気を取り入れることに。
今まで同じくらいの子と接点を持つことがなかった娘にとっても、
同世代の子たちの遊びに触発されてできることが増えたり、
私も地域の同じくらいの子を持つおかあさんたちから
育児の話などを聞いたりできるので、親子にとって良い刺激になりました。
ある日、そこに来ている親御さんたちの会話で習い事について話題になりました。
ちょうどなにか習い事をさせてみたいと思っていたところで、
なおかつ言語にいい影響が出るかも知れないと思い、
早速近所のベビークラスがある英会話教室に通ってみることにしました。
ですが……。
ネイティブの先生を囲んでコミュニケーションしているのは、
娘よりももう少し上の3歳くらいのお兄ちゃん、お姉ちゃんばかり。
あとは開放的で、児童館の光景とあまり変わらないなーというのが率直な感想で、
なによりも娘本人がまったく乗り気でない感じ……。
それでも週1回の通いをしばらく続けてみたのですが……。
ちょうど時期的にイヤイヤ期の難しいころにぶつかったこともあり、
結局英会話教室は2カ月程度で通うのはやめてしまいました。
習い事は向き不向きがあるので一概には言えませんが、
娘にはまだ少し早かったようで、
私もちょっと先走りすぎたなぁと反省しました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO