こんにちは、保育士の中田馨です。いよいよ冬本番になってきましたね。冬はお天気がよくても、気温が低かったり風が強かったりする日は、なかなか外遊びができないですよね。でも、子どもは外遊びが大好き! そんなときに保育園でしている室内遊びを紹介します。
氷あそび(1歳半ごろから)
寒い冬だからこそ、あえて氷あそびをしてみませんか?
冷凍庫で作った氷ももちろんOKですが、バケツにはった水を一晩外において氷が作れるなら、さらに楽しいですね。氷はバケツだけでなく、いろいろな容器でいろいろな形のものを作ってもいいでしょう。水を容器に入れるところから親子で取り組んでみましょう。
氷遊びでは、氷が水へと変わっていく不思議さを親子で観察します。こすって、触って、溶かすのもいいですし、お湯をかけたらどうなるかを見るのもいいでしょう。また、絵の具で色付けした水を氷にしたり、ブロックなどを入れて氷を作り取り出したりするのも楽しいです。
※ブロックなどのおもちゃは対象年齢をご確認の上使用してくだい。
秋の採集物でリース作り(2歳ごろから)
秋、公園に行きどんぐりやまつぼっくりを採集してきましたか? もし、採集してきたものがおうちにあったら、リース作りをしてみましょう。
【材料】
リース(100均のものでOK)…1つ
どんぐりやまつぼっくりなど…適量
細い針金…適量
【用意するもの】
接着剤、またはグルーガン
ポスターカラー、リボン(家にあれば)
どんぐりやまつぼっくりは、そのままリースにくっつけてもいいですが、ポスターカラーで色付けするとさらに楽しいリースができます。テーブルに新聞紙を敷いて、汚れても大丈夫な服装に着替えて、子どもと一緒に色付けを楽しみましょう。リースにどんぐりなどをくっつけるのはママの役目。グルーガンを使うときは熱いので十分に気を付けてください。
風船パンチパンチ遊び
外に出られないくらいの寒い日は、室内でできる運動遊びを取り入れてみるのも1つです。ただ、風船をポンポンと跳ねさせるのもいいですが、少し工夫するだけで子どもたちも大喜びします。
【材料】
風船…1~5個
ひも(スズランテープなど)…適量
養生テープ…適量
【遊び方】
1.風船を膨らませます。
2.風船の先端に、長めのひもをくっつけます。
3.ひもの先端を養生テープで天井にくっつけます。
天井から吊るされた風船をパンチして遊びます。この遊びは、おすわりができる赤ちゃんから遊べます。赤ちゃんの場合は、風船は1個でOKです。赤ちゃんが後ろに倒れると危ないので、ママは赤ちゃんの後ろを支えながら一緒に遊びましょう。
1歳半を過ぎたころからは、立って風船をパンチして遊べます。いくつか数があると、楽しさがアップ! この遊びをするときは、転んでも危なくないように、お部屋の空間を広げてあげましょう。
ビニール袋の凧作り(2歳ごろから)
お正月の遊びの代表と言えば「凧揚げ」ですね。新年遊びに行く日のために、今から凧作りをしてみましょう。「凧作りって、なんだか難しそう」と思いますよね。でも今回紹介する凧は、ビニール袋で作るのでそんな心配はいりません!
【材料】
取っ手つきのビニール袋(無地がよい)…1袋
ひも(スズランテープなど)…適量の長さ
【作り方】
1.取っ手つきのビニール袋を広げ、子どもに絵をかいてもらう。
2.2つの手の部分に、ひもをくくり付け、まとめてひとつにする。
3.ビニール袋の下部分にもひもをつける。
ひもの先端を持って、走れば凧が上がります。ひもは短くてOK。外に風が吹いていなくてもこの凧なら上がります。公園の広場などで、いっぱい走って遊んでください!
親子で、冬ならではの季節を感じる遊びも取り入れながら、冬のお部屋での過ごし方を工夫してみましょう。
※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。