「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。
こんにちは、なおたろーです。
今回は、PMDDの体験談を書いてきて感じたことを振り返ります。
しくみを知るってやっぱり大事だな!って思いました。
私のマンガの読者さんは子育て中の主婦の方が多いということもあり、「二人目を希望しているので、低用量ピルが飲めません」という方もたくさんいらっしゃいます。
私も初めてPMDDで婦人科を受診したときは二人目を希望していたので、漢方薬(加味逍遥散)を飲む選択をし、その後すぐにこさぶろーを妊娠したので服用を中止しました。
PMDDの治療としてすぐに効果を感じられたのはどっち?と聞かれたら…低用量ピル!って答えます。
「低用量ピルを飲んだあと、効果は感じられましたか?」とよくDMをいただくことがあるのですが、そういうときは「私の場合ですが、すぐに効果を感じ、飲んでいなかった時と今じゃ全然違います」とお答えさせていただいています。
でも、低用量ピルは妊娠を希望されている方以外にも、飲むことができない人がいます。
・ピルでアレルギーになったことがある人
・乳がんや子宮がんなど、エストロゲン依存症のがんの疑いがある人
・高血圧の人
・喫煙中の人
・BMIが30以上の人
などなど…
また、私のように低用量ピルを飲み続けて、体を常に妊娠と同じ状態にしておく治療を「偽妊娠療法」というのですが、それによって食欲が増加したり、体がむくんでしまうという場合もあります(ちなみに私もピルを飲み始めてから食欲がものすごいです…^^;)。むくみがひどくて低用量ピルの服用を中断したという方の話も聞いたことがあります。
低用量ピルを飲めない人、体に合わなかった人、いろんなタイプの方がいらっしゃいます。漢方薬も、PMSやPMDDの治療のひとつとして、覚えていただけたらなぁと思います!
漢方薬での治療は、私自身は即刻性を感じることが出来なかったのですが、日記帳や手帳を用いた体調管理だったり、カフェインをとりすぎないようにしたり、体を冷やさないようにしたり、PMSやPMDDの期間は無理をしないようにするなどの対策を取られるといいかもしれません。
あと私、物忘れが多くて……。1日3回漢方を飲むってなかなかできなかったんですよね……(笑)。低用量ピルは1日1回なので、そういう意味でも私に合ってたと思います^^;
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
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