現在、『少年サンデーS』で「清楚なフリをしてますが」を連載中のマンガ家・倉地千尋さん。ご自身の体験をもとにして、「生理を隠し続ける女の子の漫画」を、Twitterで公開しています。
主人公は、小学校6年生の女の子、月一せいこ。
生理は決して恥ずかしいものではないけれど、初潮を迎える時期の女の子には、大人になるということへの葛藤や恥じらいなど複雑な感情があります。また、彼女と家族、親友、同級生の男の子、保健室の先生など、周囲の人々などとのやりとりを通じて、「どうすれば、子どもに生理が恥ずかしくないものであるということを理解してもらえるのか」についても、考えさせられる作品です。
今回は第10話。お母さんのふとしたひと言から物語が始まります。
お父さんに裸を見られてしまったせいこちゃん。そして、せいこちゃんの前では平静を装っていたお父さんも、お母さんの前では戸惑いを隠せず……。せいこちゃんとお父さんの間には、溝ができてしまったようです。ますます家族に生理のことを打ち明ける雰囲気じゃなくなっちゃいそう……。
生理は恥ずかしいものではないけれど、せいこちゃんのように知られたくないという思いが強い子もいるようです。せいこちゃんのような女の子の気持ちを、やさしくフォローできるような世の中でありたいですね。