高校生のころから経血量が多く、多い日の昼用ナプキンでも朝からお昼までもたないこともしばしば。授業の移動時間や部活でトイレになかなか行けないときは、スカートに経血が漏れていないか、いつもヒヤヒヤしていました。それでも生理で大きなハプニングが起こったこともなかったので、「外出時には気をつけよう」と気をつける程度。そんな私も社会人となったある日、とんでもない大事件を引き起こしてしまったのです……。
仕事が忙しくナプキン交換できずにいると
生理2日目が経血量のピークで、ナプキンを替えにトイレに何度も走ることが当たり前。それでも学生のころは休憩のたびにナプキンを替えに行けましたが、社会人になり仕事が忙しくなると、頻繁に席を立つことができなくなりました。
社会人1年目、営業事務として働いていた私は、繁忙期のため朝から請求書発行に追われ、トイレに行く暇がありませんでした。昼休憩も十分に取れず、気が付けば夕方に。ふと、トイレに行こうと立ち上がると下半身に物凄い違和感が……。
トイレで確認した“違和感の正体”は?
急いでトイレへ向かい履いていたタイツを下ろすと、経血の量が多すぎてナプキンから漏れはみ出し、ベッタリと太ももまで流れていました。パニックになった私は、ひとまずトイレットペーパーで太ももを拭きナプキンを交換しましたが、履いていた制服のスカートには血が滲んでいて……。
当時入社1年目で、恥ずかしくてこのハプニングを周囲に相談できなかった私。猛スピードで更衣室へ向かい、洗い替え用のスカートを履き、ストックしていた靴下に履き替えることにしました。
何とかすべて解決!と思いきや…
全て解決したと思いホッとしたのもつかの間、席に戻るとなんと椅子にも経血がしっかり滲んでいたのです。頭を抱え挙動不審になった私を、先輩が心配して「どうしたの?」と話しかけてくれました。
恥ずかしさを捨て一部始終説明すると、「食器用洗剤で落としてみよう」という提案が。実行すると、なんときれいに経血が落ちたのです! 経血がついて間もない布製の椅子なので、落とすことができたようでした。先輩には本当に感謝しかありませんでした。
仕事に集中しすぎて起きてしまったハプニングでしたが、これをきっかけにどんなに忙しくても生理中はトイレへ行く習慣をつけ、必ずナプキンを交換するようにしています。今は低用量ピルを服用しているので経血の量は落ち着きましたが、定期的なナプキンの交換は必ずおこない、清潔にするように心がけています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO