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保育園で大人気!室内で楽しめる!現役保育士がチョイスする【2月の遊び】

保育士の中田馨さんが、保育園で子どもたちに人気の遊びについて教えてくれました。寒い時期でも室内で遊べる「投げる遊び」「切る遊び」「貼る遊び」「ジャンプする遊び」を教えてくれました!

保育園で人気の遊びのイメージ

 

こんにちは、保育士の中田馨です。2月に入りまだまだ寒い日が続きますね。今年は新型コロナウイルスもあるので、なかなか外出しにくい日々だと思います。そうなると、元気いっぱいの子どもたちのパワーが、家の中だけではあり余ってしまう感じがしませんか? 今回は、寒い冬におすすめの室内でできる遊びを紹介します。

 

<投げる遊び>

「物を握って、つかんで、手から放して投げる」。大人は当たり前のようにできているこの行動、実は子どもの発達から見るとすごいことなんです。腕を動かして、物を手から放して、投げる先を予測するということを同時にしているのですから。

 

例えば、おもちゃを投げるようなママにとって困った行動が見られたときは「投げる遊び」をスタートする絶好のチャンスです。「投げたいんだね。これは投げてもOKだよ!」とボールを渡します。ボールがない場合は新聞紙などの紙を丸めたものでも構いません。ここから具体的な<投げる遊び>おすすめ4つをご紹介します。
 

セルフボール投げ遊び

お座りとハイハイができたら遊べます。ボールをポーンと自分で投げて、ハイハイして追いかけて、またポーンと投げてハイハイして追いかけてを繰り返します。ママはそばで「じょうずに投げられたね!」や「あっちにとんだよ!」とボールを指さして声掛けしてみましょう。

 

コロコロキャッチボール

子どもと向かい合って座り(年齢によっては立つ)、コロコロとボールを転がし合って遊びます。ママはやさしくコロコロさせますが、子どもは投げてかまいません。

 

段ボール玉入れ

適度な大きさの段ボールを用意して、ボールを投げ入れます。段ボールは壁に沿わせておくと投げ入れやすいです。1歳ころは箱まで歩いて行ってポトンと落としていたのが、2歳ころになると段ボールをめがけて投げ入れることができるようになります。少しずつ投げ入れる距離を延ばすチャレンジも楽しいですね。

ペットボトルボーリング

ペットボトルをいくつか床に置き、少し大きめのボールを転がして倒します。軽ければ倒しやすいですし、水を1/4ほど入れると倒れにくくなるので難易度が上がります。

 

※ペットボトルのフタは誤飲する恐れがあります。フタが開かないようテープなどでしっかりととめてください。

 

<切る遊び>

大人がはさみを使っているのを見て、自分も使いたがる子もいるでしょう。例えば、洗濯ばさみで挟んだり、トングを使って物をつかめるようになったら、そろそろはさみデビューしてもいい時期。はさみは子どもの手にあったものを用意します。年齢の目安は2歳以降です。
 

チョッキン切り遊び

用意するものは、長細く切った紙。紙の幅は1.5~2cmくらいにして、子どもがはさみをチョッキンとすれば1回で切れる幅にするのがポイントです。画用紙くらいの厚さがある方が切りやすいでしょう。間隔を少し開けて鉛筆で線を引いて切る目安を書くと子どもは切りやすくなります。

 

チョッキンチョッキン切り遊び

チョッキン切り遊びを何度もして、はさみを使い慣れたら、細長く切った紙の幅を3cmくらいに広げてみましょう。はさみを2回チョッキンチョッキンしないと切れないくらいの幅です。

 

はさみの使い方がじょうずになって来ると今度は、丸に切ってみたり、自分の好きな形に切れるようになってきます。

 

<貼る遊び>

子どもって、貼る遊びが好きですよね。気づいたら壁にシールが貼られていた! なんて経験をしたことがあるママも多いのではないでしょうか。くっつけることが楽しかったり、のりの感触がおもしろかったりするのでしょうね。

 

シール貼り遊び

丸いシールを用意します。紙に鉛筆でシールの大きさの丸を書きます。子どもはその丸に合わせてシールを貼っていきます。

 

のりでぺったん遊び

スティックのりではなく、でんぷんのりを用意します。紙を直径3cmくらいに丸く切ります。子どもはその紙にのりを付けて別の紙に貼ります。指で塗ってもかまいませんし、筆を使って塗るととさらに面白さが増します。
 

<ジャンプ遊び>

子どもはジャンプするのが大好きですね。いつもピョンピョンと楽しそうに体を弾ませています。片足だけぴょんと持ち上げて「あれ、今のジャンプかな?」なんて様子も見られるでしょう。ジャンプ遊びは0歳からも取り入れられますので、普段のふれあいの中で遊んでみてください。

 

ママのおひざでジャンプ

ママは正座をして子どもの両脇を持ち、子どもをひざに立たせます。「ジャーンプ」と言って少し上に持ち上げておろすを繰り返します。子どもによっては自分で屈伸してジャンプをする子もいます。

 

小さな段差からジャンプ

自分で歩けるようになったら、小さな段差からジャンプして遊んでみましょう。例えは踏み台のようなものでも構いません。ジャンプ遊びをするときは、必ずママが手を支えて見守ります。遊び終わったら、使った踏み台は子どもが触れないところに片づけましょう。

 

 

にょろにょろジャンプ

2歳ころから遊べます。縄跳びなどの縄を用意しましょう。縄の片方はベビーサークルなどにくくり付けます。もう片方はママが持ち、床すれすれのところをヘビのように、にょろにょろさせて動かします。子どもはその上をジャンプします。

 

 

おうちの中でも子どもと楽しく遊べる方法はたくさんあります。体や手指を使った遊びを取り入れながら、寒い冬を楽しく過ごしてくださいね。

 

※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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