シュワシュワっとした炭酸の入った飲みものは、暑い時期においしく感じますよね。
とくにつわりで胃がムカムカしたときや吐き気のために何も食べたくない時期には、炭酸の入った飲みものを飲むだけで口の中がすっきりします。妊娠中、炭酸の入ったものを飲んでも大丈夫なのでしょうか?
無糖タイプの炭酸水はOK!
炭酸の入っている飲みものには、砂糖の入っている清涼飲料水と、砂糖の入っていない炭酸水があります。
炭酸水には糖分や塩分が含まれていないので、妊娠中に飲んでもとくに問題はありません。ただし、ミネラルが多く含まれている硬水タイプのものは、たくさん飲みすぎると腎臓に負担がかかる場合があります。飲み過ぎには注意しましょう。
糖分の多い炭酸飲料はほどほどに
コーラやサイダーのような清涼飲料水タイプの炭酸飲料には、糖分が多く含まれています。また、カフェインや人工甘味料が含まれている飲み物もあります。
日常的に飲むことは控えたほうが無難です。どうしても飲みたいときは1日コップ1杯程度と飲む量を決め、できるだけ糖分が控えめでカロリーオフタイプのもの、またカフェインが含まれていないものを選んで飲みましょう。
便秘気味の人はさらに水分をしっかり!
妊娠中は体内の水分量が増え、また基礎体温も上がるため、妊娠する前よりも汗をかいたり、のどが乾いたりすることが多くなります。
とくに暑い季節は、こまめに水分を摂りましょう。また便秘気味の人は、水分を補給することで便をやわらかくする効果もあります。水や麦茶などと合わせ、1日1リットル以上を目安にたっぷり水分を補給するようにしましょう!
オリジナルドリンクを作っても楽しい!
炭酸水にレモン汁を少し加えるだけでも、暑い時期はさっぱりとおいしく飲めますよ。炭酸水に旬の果物やハーブをうまく組み合わせながら、この時期ならではのオリジナルスパークリングウォーターを、ぜひ楽しんでみて!
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。