幼稚園に入園してから、娘が大の仲良しになった同じマンションに住むAちゃん。Aちゃんのおうちには素敵なおもちゃがたくさんあり、娘にとってはとても魅力的な空間のようです。いつしかAちゃんに会うたびに、「お家に遊びに行かせて」とせがむようになった娘。以来、Aちゃんの家にお邪魔した回数は数知れず、ときには夕ごはんとお風呂まで済ませてもらってから帰ってくる始末です。そんな娘の行動に困っている体験をお伝えします。
相手が受け入れてくれるならOK?!
Aちゃんのママはとても寛大な方で、いつも娘の訪問を快く受け入れてくれるため、それも何度も行きたくなる大きな要因になっているようです。頻繁にお邪魔していることを謝罪すると、Aちゃんのママは「うちは全然大丈夫だから。遊んでもらってうちの子も喜んでいるから」とまったく苦に思ってはいない様子。
しかし、いくら相手方が受け入れてくれるからといって、週に何度もお邪魔するのは迷惑でしょうし、夜遅くなっても帰らないという状況は教育的にも良くないと感じます。毎度毎度娘に「何度も何度もお邪魔するのは迷惑だよ」「夕方になったら自分のおうちに帰ってこなくちゃいけないよ」と注意するのですが、ダメと言われると余計にそれをしたくなるのがわが娘。
Aちゃんと一緒に公園で遊んで、夕方それぞれの家に帰ろうというときにも勝手にAちゃん宅のある階でエレベーターを下り、家に押しかけてしまったりもします。
背景にある自分の幼少期の苦い経験
実は私自身も子どものころに、夕方になってもお友だちの家から帰らなかったという理由で母親にひどく叱られた経験があります。子ども心にそれはショックな出来事で、叱られるのが怖くて、それ以来二度と同じことはしませんでした。
そんな背景もあり、遅くまでお友だちの家に入り浸られると、毎回そのときのことを思い出し、私もかなりイライラが募ります。何度言っても改善してくれない娘に、かなり強い口調で注意してしまうことが何度となくありました。
何度言っても聞いてくれない
しかし、叱られている最中は泣いて謝りさえするものの、一向に改善する気配はなく、近ごろではこの件で私に叱られることをなじるような発言すらする娘。私の叱り方は、自分ではわが幼少期の叱られように比べたら本当にかわいいものだと思うのですが、娘にとっては毎回強めの口調で注意されるのが嫌なようです。
こちらとしては、本当にやめてほしいと願っていることに限って執拗にやめてくれないのが悲しく、子育てのしんどさも感じます。私自身は母親からきつく言われたことで家に早く帰るようになりましたが、生半可に叱ってもあまり効き目はなく、子どもに言い聞かせるというのは本当に難しいことだと感じる日々。
娘には嫌がられますが、改善してくれる日を待って、なるべく感情的にならずに冷静に注意し続けようと思います。
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監修/助産師REIKO
著者:澤崎 凪
1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。