東日本大震災が勃発したとき、ベビーカレンダーでも人気のマンガ家の和田さんは茨城県で、小さいお子さん2人を子育て中でした。その震災の記録第4話です。
おふろの残り湯、友だちからもらった井戸水、かろうじて買うことができたペットボトルの水…。水道が復旧する気配はなく、あちこちからかき集めたわずかな水でやりくりするなか、ふいに夫が重大なことに気がつきました。
食料の確保はすぐに難しくなりました。
一日中自転車であちこちかけまわっても、手に入るのは子どもが食べられないような激辛ラーメンや甘いジュースなど。たまたま炊き出しをやっているところを見つけて、列に並んだこともありましたが、並んでいる人数分しかもらえず、また紙皿なので、家族全員分の食事を持ち帰ることはできませんでした。
そんななか、予想外の物資がわが家に到着しました。
食料と水の問題が一応、解決した途端、新たな問題が発生。「一難去ってまた一難」がエンドレスに続いている感じでした…。
いつも優柔不断な私ですが、このときはすぐに避難することを決断しました。というのも、前日にある情報を入手していたのです。
いよいよ避難をすることに決めた和田さん。避難先での生活はどうだったのでしょうか?次回に続きます。
※この漫画は、2011年に「本当にあった笑える話」(ぶんか社)掲載されたものを、再編集・加筆しています。

著者
イラストレーター 和田フミ江
姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(
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