ママになると、今まではほとんど機会がなかったことを体験することがあります。たとえば、保護者会で人前で挨拶をすることになったり、病院の先生や保育園の園長先生など初めての人と話すことになったり。緊張しがちな方だと、そういったことがあると憂鬱になってしまいますよね。
緊張してしまう理由とは?
緊張する主な心の動きとして、
・失敗して人に迷惑をかけたくない
・人から変な人と思われたくない
というように「人からどうみられるか」に意識がいっていることが考えられます。
緊張を隠そうと行動することによって、さらにうまくできているかという不安で緊張し、悪循環に陥ってしまうことがほとどんです。
緊張は必要な反応だと認識する
人が能力を発揮しパフォーマンスを上げるには「適度なストレス」が必要であると言われます。緊張もそのひとつ。緊張してしまう自分に負い目を感じる必要はありません。
また、人が迷惑を感じるか、変な人と思うかは、自分のコントロール外にあります。いくら気にしても解決しない問題です。「人からどうみられるか」に意識がいかないようにすることが緊張しないコツです。
人の目に自分の意識が集中しないように準備を
緊張もパフォーマンスを上げるための「適度なストレス」と前述しましたが、緊張することによって、失敗しないようにしようという気持ちが生じ、準備するという行動に結びつけることができます。
緊張しないためのポイントを2つお伝えします。
目的を持つ
病院の先生や保育園の園長先生などと話す際、相手からどんな情報をもらいたいか、目的をはっきりさせておきましょう。はっきりさせることで、目的を達成できたか否かに意識を集中させることできます。
開きなおる
大勢の前で話すことはほとんどの人の場合、希少なことなので、誰しも多かれ少なかれ緊張はするものです。また失敗したかどうかは、聞いている人にはわかりません。「緊張するのは誰でも同じ。失敗しているかどうかは初めて聞く人にはわからない」と大きな気持ちで臨みましょう。
大きな気持で臨むためにも、練習はしっかりしておいて損はありません。練習をすることで練習をしたことを実行することに意識を集中させられるため、本番の緊張を少なくすることができるでしょう。
緊張はどんな人でもするものです。ただし、人前で話す際に緊張で手足が震えたり発汗がひどく極度な不安や恐怖を感じる場合は、社交不安症の可能性もあります。辛いと感じたら、一度、専門家に診てもらうようにしましょう。