無事点滴が外れたと同時に、プレイルームで遊ぶ許可も下りたので、うれしそうに遊ぶくぴこ。
許可がおりたので、プレイルームで遊んでいると…!?
しかし、すぐに体調を崩して部屋に戻ることに……。
点滴が外れてあっという間に自由になったものの、まだ自分の体調が万全ではないことがわからず、まだ遊びたかったとつらそうにしながらぐずり続けました。
せっかく点滴が外れたのに、思い通りにならない体の状態に戸惑って泣いている娘の姿を見ていると胸が苦しくなりますが、こればかりは仕方ありません。
落ち着かせるように「まだ遊びたかったね、でも今はくぴちゃんの体からがらねんねしたいよーって聞こえるよ。いっぱい食べていっぱいねんねしたら、今度はもっと遊べるようになるからね。大丈夫だからね」とあやし続けると、抱っこされながらうん、うん、と頷いて納得するように目を閉じて、次第に大人しくなるくぴこ……。
本人も小さいなりに必死で治そうとしていることは、術後直後からずっと伝わっていたので、最初の口唇手術のころに比べると今の状況をどうにかしようと必死のようにも見えました。
「くぴこはとてもよく頑張っているよ、大丈夫だよ、ちゃんと元気になるよ」と励ます私の言葉に泣きながら頷く健気な姿は、まだ小さくても赤ちゃんのときとは違う力強さを感じて胸を打たれました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO