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「ズボンじゃなきゃダメ!」彼が頑なにスカートを許してくれない。そのワケは?

大学3年生のときのことです。彼氏とのデートに生理が重なっていましたが、生理後半で経血量が少なく体調も悪くないことから、デートへ行くことにしました。この日は以前から決めていた新調したスカートを使ったコーデ。彼氏も楽しみにしてくれていたのですが、いざ着替えると彼に却下されてしまいました……。

 

彼氏が選んだスカートをはく予定が…

新調したスカートは、前回のショッピングデートで彼がトルソーに飾られていたのを見て一目惚れしたらしく、「俺が買うから次のデートではいてきてほしい」とプレゼントしてくれたものです。白地に花柄の刺繍が入ったシンプルかつおしゃれなデザインで、私もはくのを楽しみにしていました。

 

そしてデート当日。前日から彼は私のひとり暮らしの部屋に泊まりにきており、2人で出かける準備をしていました。私は、経血のことが少し気になりましたが、生理後半で「もう出血もあまりないだろう」と思った私は、この日のデートで約束通りはくことにしたのですが……。

 

彼氏が却下した理由とは…

スカートをはいた私を見た彼は驚いて「今日はズボンじゃなきゃダメだよ!」とクローゼットからズボンを取り出してきました。

 

「楽しみにしてたのにどうして?」と聞くと、彼は、こう言いました。

 

「後半とはいえ生理中。体を冷やせば体調不良につながるし、万が一経血がナプキンから漏れてスカートに染みができて、君が罪悪感を感じてしまったら申し訳ないから」と。

 

そういう理由であのスカートをはくことを却下したのだと、理由を答えてくれました。彼氏の心やさしい理由に私はときめき、私はズボンにはき替えたのでした。

 

デート中も気づかってくれる彼氏

さらに、デート中、彼は逐一私の体調を気づかって、荷物を持ってくれたりトイレでナプキンを替えるよう言ってくれたり、休憩も普段のデートより多めに取ってくれました。

 

私は出かけているときや何かに集中しているときはうっかりナプキンを替え忘れてしまうため、彼が時間を見て、声をかけてくれてとても助かりました。

 

生理後半なこともあり、デート中に体調不良になることはありませんでしたが、彼氏の気づかいがとてもうれしかったです。

 

私はよく生理中「これくらい大丈夫だろう」と思いやってしまったことが不調につながることもあるので、「彼氏がスカートをはくことを止めてくれたおかげで体調不良にならなかったのかもしれない」と、あとになって思いました。当時は楽しみにしてくれていたスカートをはけず、彼に申し訳なかったなと思いましたが、次のデートのときにはいたところ、彼も喜んでくれてよかったです。

 

著者/佐藤里桜
イラスト/すうみ

 

 

 

 

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