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「甘えんなよ!」産後の恨みは一生の恨み!?今でも忘れられない…夫の心無い言葉とは【体験談】

「産後の恨みは一生の恨みにつながりやすい」とはよく聞きますが、まさか私自身も夫のひと言をいまだに根に持つことになるとは……。今思えば、ささいなひと言のつもりだったのだと思いますが、難産で弱っていた私にはかなりこたえました。産後に夫から言われてひどく傷ついた言葉をお伝えします。

「甘えんなよ」産後の恨みは一生の恨み!?夫のささいなひと言が今でも忘れられない…

 

 

「甘えんなよ」産後の恨みは一生の恨み!?夫のささいなひと言が今でも忘れられない…

 

難産からの退院でひと安心と思いきや……

私が1人目の子どもを産み、自宅に帰ってきた初日の出来事です。私は親戚などに頼れない状況にあって、里帰りはせず退院後はすぐに自宅へ帰宅。幸いにも夫の定休の曜日に退院することができました。


私は自分以外の大人がいてくれる安堵と、陣痛が40時間超えの難産であった経緯から、久しぶりのわが家に帰った直後、すべての重荷から多少解放されたようでホッとひと息。出産直後なので、歩くのも少し不安定なくらいだった私は、しばらく赤ちゃんとじっと座っていました。

 

一方、夫は何も語らずに家事などに淡々と取り組んでいました。ここまではよかったのですが、問題となった夫の発言は夕食の際のことでした。

 

食事中、夫にお願い事をしたら……

私は退院当日だったこともあり、夕食作りのすべてを夫に任せて赤ちゃんとリビングで座って待っていました。そして夫が夕食を持ってきてくれて、そのごはんを2人で一緒に食べていたときのことです。私は産後、軽度の腱鞘炎になったこともあり誤って箸を落としてしまいました。夫に思わず「(箸を)拾って」とお願いしたところ、何も言わずに拾ってくれました。

 

その後、おかずを口元にこぼしてしまった私。ティッシュでふき取りたいけれども、ティッシュ置き場は立って数歩歩かないといけない距離にあったのです。数歩歩くことですら当時の私にはしんどかったので、夫に「ティッシュも取ってきてほしいのだけれど」と2つ目のお願いをしました。そこで夫からの衝撃なひと言が……。

 

 

夫の冷たいひと言にショック

夫は「出産直後だからって、甘えんなよ。自分でやれることは自分でやれ」とひと言、冷たく私に言い放ったのです。急に自分のなかにこみ上げてくる怒りの感情がありましたが、難産からの退院初日の私には怒る気力も湧かず「ああ……」としか言えませんでした。

 

夫もごはんを食べているのに2回も箸を止めるようなお願いをしたからイラッときたのだなと、今ではそう思えるのですが、あのひと言は今でも忘れられません。

 

 

ささいなひと言かもしれませんが、今でもあの出来事を思い出し「退院直後の弱っている私に、よくあんなことが言えたものだ!」と怒りに似た感情が湧きます。人生で一番弱っている時期に「甘えるな」と言われ、その後は少し夫不信になりました。数年経った今では笑い話にできるくらいになりましたが「産後の恨みは一生の恨み」という言葉の意味を理解できた一件です。

 

 


著者:山本加奈子

2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

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    年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。

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      自分も出産を経験。帝王切開で退院した後でも赤ちゃんと荷物を持ち産後10日後に帰宅。直後から散らかりまくった家の片付け、昼ご飯の準備に始まり、翌日には知らない旦那の友人が祝いどころか手土産さえ持たず遊び… もっと見る
      自分も出産を経験。帝王切開で退院した後でも赤ちゃんと荷物を持ち産後10日後に帰宅。直後から散らかりまくった家の片付け、昼ご飯の準備に始まり、翌日には知らない旦那の友人が祝いどころか手土産さえ持たず遊びに来て、朝御飯から晩御飯、デザートまで食べても帰らない。因みに1歳になる息子をベビーカーに乗せ 、お米さえなかった食材を揃える為に産後2週間の傷の痛む体で行きました。旦那がクソ過ぎるせいなので関係はない話ではありますが… 難産で大変だったとはいえ「当たり前」の態度は気分が悪いと思います。数歩歩くのが大変、腱鞘炎の痛み、自分も両方理解できます。が、口を拭きたいのも、お箸を落としてしまったのも食事には関係のない「自分のミス」で相手に頼み事をしているにもかかわらず怒るのは筋違いな気がします。産後の体を労り、食事を用意してくれた旦那様は他にも普段以上の事をしてくれたと想像します。数歩、屈む事さえ辛いのは理解出来ないわけではないが、甘えんなと旦那様が言ってしまった気持ちの方が更に理解できます。配慮と感謝の気持ちはお互いが必要です。産後の妻だけの特権ではありません。
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      「ごはんを食べているのに2回も箸を止めるようなお願いをしたからイラッときた」訳ではないと思う。 まず奥さんの言い方。 「ひろって」⇨「腱鞘炎で箸がうまく持てなくて。申し訳ないんだけど、身体が辛くてか… もっと見る
      「ごはんを食べているのに2回も箸を止めるようなお願いをしたからイラッときた」訳ではないと思う。

      まず奥さんの言い方。
      「ひろって」⇨「腱鞘炎で箸がうまく持てなくて。申し訳ないんだけど、身体が辛くてかがめないから拾ってもらえないかな?」

      「とって欲しいのだけれど」⇨「何度も申し訳ないんだけどこぼしてしまって…。ティッシュをテーブルに置いてもらえると助かるんだけど、お願いできないかな?」
      お願いしたいなら、このくらい言えないかな?

      旦那さんの「甘えるな」に対して「退院直後の弱っている私に、よくあんなことが言えたものだ!」と怒ってるけど、出産を経験してない人間には分からないことなんだから。
      「身体がこういう状態で日常生活の動作すらままならず辛い」と伝えなければ、甘えてると思われて当然。

      よく世の旦那さんに対して「察してほしい」って言われてるけど、たしかにそういう状況もある。
      でもこの話に関しては、経験がないものを察することなんてできる訳ない。

      それから、そもそもがこの奥さんは旦那さんがごはんを作ってくれたことに「ありがとう」って言ってないよね。
      「作ってくれて助かる」って思うだけで伝えないのはどうなのかな。
      旦那さんなりに、奥さんが産後で辛いだろうと思ってるから家事をやってたんじゃないの?
      まぁ、旦那さんも「産後で動くの辛いだろうから休んでて」くらいの声かけがあっても良かったとは思うけど。

      そういう意味では、この奥さんは「産後の自分は労ってもらって当然」と甘えてると思う。

      私だって実家との関係が悪くて頼れないし、旦那は仕事が忙しくほとんど家にいないからずっと24時間ワンオペ家事育児。
      それでも「生活費ありがとう」「家事育児ありがとう」で成り立ってる。割り切ってるだけかもしれないけど…笑

      この夫婦は、お互いに気遣いとかコミュニケーションが足りてないのかもね。
      +24 -60
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      「拾って」 「とって欲しいのだけれど」って、お願いする言葉ではないし、 気分良くやる気にならないと思う。 「は?命令?けれど何?」  って言いたくなる。 わたしは産後の不調で立ち上がれないのは経験して… もっと見る
      「拾って」 「とって欲しいのだけれど」って、お願いする言葉ではないし、
      気分良くやる気にならないと思う。
      「は?命令?けれど何?」  って言いたくなる。
      わたしは産後の不調で立ち上がれないのは経験してるけど、女から見ても奥さんの頼み方が良くないと思う。
      被害者ヅラでイラッとした。  
      +30 -46

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