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自宅でのアレルギー治療がつらすぎる!息子に食べさせるたびに咳が出て…

現在4歳の息子は、卵白と小麦のアレルギーを持っています。卵はしっかり加熱すれば全卵食べられるものの、小麦はうどん3cmでも症状が出るほど。アレルギーを治すべく、自宅でも小麦を摂取させる日々ですが、症状が出るたびに息子に申し訳ない気持ちがつのっていきました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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小麦アレルギー

 

生後7カ月でアレルギー判明 

息子のアレルギーが判明したのは、生後7カ月のときのこと。初めて食パンを食べさせた日でした。初めてなので小さじ1ほどの食パンを食べさせましたが、食後2時間経ってから急に息子が咳をし始めました。何かにむせたのか、風邪をひいたのかな?と私は思ったのですが、ふと脚を見るとふくらはぎにじんましんが!

 

これは食パンのせいだと疑った私は、すぐにかかりつけの小児科を受診しました。先生に食パンのことも話すと、すぐ血液検査をすることに。その結果、やはり息子には小麦のアレルギーがあるということが判明しました。しかも、一緒に血液検査した卵白までひっかかってしまったのです。

 

1歳で負荷試験のため入院

息子のアレルギーが判明してから、ひとまず小麦と卵白は除去することに。その後1歳になったときに再度血液検査をし、負荷試験を受けるために1日入院することになりました。医師の立会いのもとアレルギーがある食材を食べさせ、どれぐらいの量でどのような症状が出るかを確認するのです。

 

息子は特に小麦の数値が高かったので、この負荷試験ではうどんを食べさせることになりました。その結果、うどん10gほどでじんましんや咳、くしゃみや体のかゆみが出ることがわかりました。その結果をもとに、先生から自宅でも5gの小麦を摂取するようにとの指示が。ですが、そこから息子に申し訳ないと思う日々が始まりました。

 

少量ずつ摂取を続けた結果…

負荷試験後、自宅では5gの小麦を摂取する日々が始まりました。5gでは症状が出ても軽い咳程度なので、処方された抗アレルギー剤を飲ませば、30分後には症状もおさまります。私の通っている病院の方針では、アレルギーを治すには原因となる食材を除去するのではなく、少量ずつでも摂取することが重要だと先生から聞いていたので、咳などの症状が出つつも、2日に1回は小麦を摂取させるようしていました。

 

そんな毎日が続き息子が2歳になったころ、再度病院で血液検査をしました。ところがアレルギーの数値は下がるどころか前回よりも高い数値に。親子で頑張ってきたつもりだったのに残念な結果となり、かなり落ち込んだのを今でも覚えています。

 

まさかの呼吸困難!

血液検査の結果が思わしくなかったこともあり、自宅で摂取する量を10gに増やすことに。今までも咳などの症状が出ると息子に申し訳なく思っていたので、これ以上量を増やしたくないというのが正直なところ。でも治療のためと、なんとか気持ちを奮い立たせて息子にうどんなどを食べさせていました。

 

ですがある日、10gのうどんを食べたあと、息子がいつもより激しい咳をし始めました。その咳はどんどんひどくなり、気管が閉塞して起こる喘鳴も聞こえてくるように。息をするのもつらそうだったので、処方されているステロイド剤を飲ませると、少しずつ症状はおさまり、1時間後には咳や喘鳴も消失。

 

私はひと安心しましたが、こんなにつらい思いをさせていることに「ごめんね」という気持ちでいっぱいでした。アレルギー治療のためとは言え、呼吸がつらくなるほどの思いを息子にさせてしまったことに、私はとても申し訳ない気持ちになりました。

 

 

ただでさえ普段からパンや麺類を食べられず、保育園の給食もお友だちとは違うメニュー。がまんしているのがわかるからこそ、さらにしんどい思いをさせたくない……。かといって除去するわけにはいかないので、主治医の先生と相談し、現在は比較的症状が軽い5gを摂取させる日々。いつかアレルギーが治る日を夢見て、親子で頑張りたいと思っています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※アレルギーの治療法については、人によって異なります。また、指導の方法も病院によっても大きく異なるので、かかりつけの医師の指導のもと行いましょう。

 

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監修/助産師REIKO


著者:森井さやか

小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。

 

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      7ヶ月でアレルギー反応が出て、2歳でもっとひどくなってるのに慣れさせるため量を増やすって…スレ主さんも書いてるけど不安でしかない。 しかも量を増やしてひどくなってるし。セカンドオピニオンをしてみるのは… もっと見る
      7ヶ月でアレルギー反応が出て、2歳でもっとひどくなってるのに慣れさせるため量を増やすって…スレ主さんも書いてるけど不安でしかない。
      しかも量を増やしてひどくなってるし。セカンドオピニオンをしてみるのはどうかな。

      でも「いつかアレルギーが治る日」って書いてあると、トメさんとかが言ってるようで違和感。
      除去食や対応は大変だと思いますが、ゆっくり付き合っていってほしいです。
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      ウチもアレルギーっ子です。かかりつけの医師によって家での対応や指示は様々だと思いますが、親子ともに辛かったなら止めても良かったのでは?と思います。アレルギーの治療は、子どもの身体の成長に合わせるしかな… もっと見る
      ウチもアレルギーっ子です。かかりつけの医師によって家での対応や指示は様々だと思いますが、親子ともに辛かったなら止めても良かったのでは?と思います。アレルギーの治療は、子どもの身体の成長に合わせるしかないので焦っても改善しません。早く治してたくさん食べられるようにしてあげたい思いはありますが、子どもがしんどそうならかかりつけに再度相談するとか、違う小児科に行ったりされた方が良いと思います。
      血液検査の結果と、実際食べられるかどうかは、あまり関係ありません。医師から、継続して食べていれば、検査結果は大体上がると聞きました。なので、血液検査の結果で一喜一憂されないで、今の子どもさんを見てあげたら良いと思います。
      (前より量が食べられるようになった。前より量は減ったけど、継続して食べられている等)

      アレルギーがあると、親も気遣う事が多くて大変ですが、出来るだけ気を楽に、気長に行きましょうね。

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