①お互い家庭の事情には踏み込まない
私は、家庭の事情、特に夫婦仲のことや親戚のいざこざなど、まずは私自身が開示しないよう心に決めています。なぜなら、私自身がつい愚痴ってしまうと、ママ友も一緒になって「実は私も……」とさらなる深刻な話へとつながりやすいからです。
深刻な話をお互いにすると、今まで以上に仲が深まるかもしれませんが、私の個人的な話がまわり回って知らないママ友に伝わるかもしれません。気を回しすぎかもしれませんが、実際に私が社会人のころ、先輩や上司の愚痴を、気を許したと思えた後輩や同僚に伝えたところ、その愚痴がいつの間にか本人に知れ渡っていて気まずい思いをした経験があるが故に慎重になっているのです。
②学生時代の「友だち」とは違うと理解する
学生時代の私は、「友だち」に対してより深くつながって近い存在でありたい! もっと仲良くなりたい!と感じていました。しかし、あくまでママ友は「子ども同士でつながりあっている存在」であり、学生時代の友人関係とは根本的に違うのだと私は思っていますし、学生時代の考えは一旦捨てています。
一番気を付けなければならないのは、ママ友と自分の仲がギクシャクしてしまったら、それが自分の子どもにも波及してくるかもしれないという点です。私とママ友がギクシャクしてしまうと、私を避けたい=私の子どもに対しても避けたい、となりかねませんから、ママになったころから自分の根本的な「友達」に対するイメージをあらためて考え直しました。
③休日などは家族のみで過ごす
休日など幼稚園や保育園がお休みの日は、ママ友と子ども同士で遊ばせる、そんな家庭も私の周りには普通にあります。しかし私は、「園の休日にママ友と会おう」とは思いませんし、自分からも遊びには誘いません。夫の休みが不規則なので、園がお休みの日でワンオペ育児の日もありますし、そんな日は「ママ友たちと遊んで孤独感を紛らわせたいな~」と寂しくなるときもあります。
しかし、あまりママ友と深く関わると、①と②でお伝えしたような人間関係トラブルのリスクはおのずと上がってしまうと私は感じており、孤独とトラブルリスクを両天秤にかけたら、私は孤独なままでいいやと思えるようになりました。
このように、ママ友付き合いにおいて「万一、○○があったら……」とネガティブなこともあらかじめシミュレーションしたうえで行動するように心掛けています。そういった甲斐もあってか、今のところ目立ったトラブルはなく、ママ友と程よい距離感を保つことができており、それもこれも私がたくさん失敗してきたからかもしれません。
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監修/助産師REIKO
著者:石塚みよ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。