生き物に慎重なわが家と気楽なママ友家族
わが家は、生き物を飼うとなったらまず、生態や飼い方などをよく調べて、長く一緒にいられるようにできるだけ快適な空間を用意します。そして情がわいてしまうので、最期まで一緒にいます。一方、わが家が家族ぐるみで仲良くしているママ友一家は、気楽に虫を捕まえてはしばらく飼って、満足したら放すというスタンスのようです。
そんなママ友からある日「カブトムシを飼い始めたんだけど、週末旅行に行くことになったから預かってくれない?」と言われたのです。週末はわが家にも予定があったのですが、少し家を空けるだけだから大丈夫かな、と思って預かることにしました。
配慮したつもりだったけど…モヤモヤ
ところが、ママ友たちが旅行に出かける時間がちょうど、わが家の予定と重なってしまいました。わが家のマンションの玄関前の廊下は外からは見えず、エアコンも効いています。少しだけの間なら大丈夫かなと思い、「その時間は不在だけど、玄関に目隠しの箱を用意しておくから、そこに虫カゴを入れておいてね。すぐに帰るようにするから」と伝えました。
すると、ママ友親子は目の前で「え、それなら○○君(別のお友だち)のところに預ける?」と話しているのです。それを聞いて正直、失礼だな、と少しイラッとしてしまいました。結局、私が提案した通りにすることになったのですが、改めて考えてみたら大切なペットのカブトムシをそんなふうに扱われたら嫌かも……こちらこそ失礼だったなと思い直し、予定を切り上げて急いで帰宅しました。
何もしなくていいよと言われたものの
ママ友からは、「エサのゼリーがなくなったら新しいものと取り替えてほしいけど、基本的には何もしなくていいよ」と言われていました。ですがいざ預かってみると、室内の温度は適しているかな? 霧吹きしたほうがいいよね? 中の葉っぱが傷んでいるけど替えたほうがいいのかな……疑問が尽きません。
結局カブトムシの飼い方を一から調べ、暑さに弱いカブトムシのために、出かけるときや夜はエアコンのある部屋に移動させたり、問題が起きていないかこまめに虫カゴを覗いたりするようにしました。
預かったカブトムシの異変に気づいて
預かったカブトムシは2匹、同じ虫カゴに入っていました。こまめに観察していると、2匹のうちの1匹がもう1匹を攻撃したり、エサを食べられないように妨害したりしていることに気がつきました。調べたところ、2匹を同じ虫カゴで飼うとそういうことに繋がり一方が弱ってしまうこともあるそうで、仕切りで仕切るか別々のカゴで飼育するほうが良い、と書いてあったのです。
見ている子どもたちは不安そうで、「いじめられてるカブトムシを助けてあげて!」と今にも泣きそうです。預かっているあいだに何かあったらどうしようと、どんどん不安になりました。しかし勝手に仕切ったり、カゴを別々にしたりするわけにもいかないので、旅行中に申し訳ないと思いながらもママ友に連絡することにしました。すると「2匹がそんなに活動してるの見たことないやー! 大丈夫でしょ、ありがとうー!」と返事が……。結局、何もしないで見守ることにしました。
今回のことで改めて、生き物やペットに対する考え方は家庭それぞれであり、預かる場合はあくまでも相手の考え方に合わせるしかないんだな、と感じました。そして、気軽に預けたり預かったりするのは、わが家の性に合わないと思いました。次回頼まれたときは、慎重になろうと思っています。
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著者:山本舞花
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
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